公開日: 2018年5月27日 - 最終更新日: 2022年9月6日

工場での入退場ルールを設定しよう!手洗い・殺菌編

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こんにちは!2週にわたってコストコに繰り出している、エクシール清水です。
倉庫のように広いコストコには食料品だけでなく生活用品なども海外メーカーのものがそろっていて、アメリカ発祥というだけあり日本のスーパーや百貨店とは違った雰囲気があります。正直な話、コストコに行った後は食べ過ぎて太ってしまうので行くのを控えたいですが…難しいですね(笑)

 

さて【工場での入退場ルール】をテーマとして記事を挙げていますが、今回は手洗いから退場までの流れについて見ていきます。
工程だけ見ればすでにしっかり取り組んでいる会社も多いかと思います。ですが、果たしてその方法は効果的でしょうか?意味のないものになってはいないでしょうか?自社の方法と比較しながら、本記事を読んでみてくださいね。

 

工場への入退場の流れ

入退場は図のような流れとなります。
これに加えて、この流れに入る前に自宅でできることもあります。例えば毎日風呂に入ることや髪の毛のブラッシングをすることなどが挙げられます。

 

工程別に注意すべき点

手洗い

粘着ローラーやエアシャワーを通過してほこりを除去した後は、手洗いをして汚れや微生物を除去しましょう。
効果的な手洗いの方法に沿って行うことで異物混入を防ぐだけでなく、病原微生物を除去し、感染症のリスクを減らすことができます。

★手洗いに関する詳しい記事はコチラ☟☟☟
食品工場における手洗いマニュアル|正しい衛生管理で食品を取り扱おう!

上記リンクに記載の洗い方を実施するとともに、二度洗いタイマーをセットして行うことも効果的です。

 

乾燥

手洗いをした後は、エアータオルまたはペーパータオルを使用します。

エアータオルというと手を差し込むタイプを使うことが多いですが、完全に落としきれなかった汚染物質の残っている水滴が内部の壁面に飛んで蓄積されてしまいます。そのため頻繁に内部の壁面を殺菌することが大切です。
あるいは差し込み式ではなく、シンクに一体となったタイプを使うと良いでしょう。これだと水滴はシンクに落ちて、エアータオルの殺菌も必要ありません。

ペーパータオルを使う場合はコストがかからず経済的ですが、拭いた後のゴミが出てしまうのが難点です。

コストを取るか資源を取るか、各工場で適切なものを選べると良いですね。

 

靴洗浄・殺菌

ここからは退場に向かう手順となります。
作業場所では作業服だけでなく、作業靴も汚れてしまいます。例えば食品工場では肉・魚・野菜などの残渣や脂肪が靴底に付着します。
ブラシや靴底洗浄機を使用して、溝に詰まっているものが残らないように洗剤で洗いましょう。

キレイに汚れを落とした後は、菌が残らないように殺菌します。
長靴の場合は消毒槽を設置して通過するようにしましょう。消毒槽の底に、硬めの人工芝などを入れるとより効果的です。

またスニーカーで作業をしている場合は除菌マットを通過すると良いでしょう。

ここでポイント!
・消毒液はこまめに換える。
・消毒槽や除菌マットの通過時間(浸す時間)を定める。
→消毒液や除菌剤の効果が十分に得られるようにするため。
・可能であれば入場用と退場用を分ける。

最後に靴を脱水して、靴を置く場所(履き替える場所)は乾燥させて退場となります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は手と靴の洗浄・殺菌についてお伝えしました。特に手洗いというのは当たり前のことですが手順を守らなければ意味がありません。靴についても同様です。手順を定め、社内でいつでも共有できるようにすることが効果的に行うためには非常に大切です。まずは現状の社内ルールを見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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ウレタンゲルというやわらかな素材を扱った工場向けの商品を製造・開発する、株式会社エクシールに勤めています。海外向けのサイトを担当しており、国内外の製造者の方々へ新商品の紹介やご提案の仕事をしています。工場で働く皆様へ衛生管理の考え方や最新の情報を記事にしていきます!私ごとですが寒い時期の温泉がだいすきです。
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