公開日: 2017年8月28日 - 最終更新日: 2022年8月18日

食品工場での異物対策に:毛髪混入対策の基本3原則!

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食品工場において大きな課題となっている異物混入。その中でも毛髪は代表的な異物です。毛髪混入の防止対策として3原則があるのはご存知ですか?以下の記事は毛髪混入を防ぐ対策についてご紹介します。
食品工場において、異物混入は大きな課題となっています。中でも毛髪の混入を未然に防ぐためにはどうしたらよいのか。毛髪混入防止対策の3原則について確認します。

毛髪対策の3原則

  • 「持ち込まない」
  • 「落とさない」
  • 「留めない」

 

今回は「持ち込まない」に注目して見ていきます。
工場の製造場内に持ち込まないためには、作業着や帽子に毛髪を付着させないようにする必要があります。そのために「①会社で洗濯方法を決める」「②私服と作業服を分けて収納するロッカーを設ける」「③粘着ローラーやエアシャワーで除去する」ことが大切です。

ローラーのかけ方

せっかく対策をしているのに、毛髪が残っている…なんてことはありませんか?実はエアシャワーだけでは細かい塵埃しか除去できず、毛髪は十分に除去しにくいため、粘着ローラーのかけ方にはポイントがあります。毛髪は頭部から床へ落ちていくため、頭から足元へかけなければなりません。

頭⇒帽子全体⇒肩から背中の上側⇒腕の外側⇒腕の裏⇒脇の下から腰

首回り⇒胸⇒腰⇒足の前・内側⇒足の横・後側

特に服のしわや首回りはローラーが触れにくいので注意してかける必要があります。

 

毛髪混入を防止するためには社内の現状を見直し、上記3つの対策を行うことが大切です。対策によって現在の管理方法が適正であるか、または新たな対策に関する課題も見え、最終的には工場の環境改善につながるでしょう。

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ウレタンゲルというやわらかな素材を扱った工場向けの商品を製造・開発する、株式会社エクシールに勤めています。海外向けのサイトを担当しており、国内外の製造者の方々へ新商品の紹介やご提案の仕事をしています。工場で働く皆様へ衛生管理の考え方や最新の情報を記事にしていきます!私ごとですが寒い時期の温泉がだいすきです。
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