公開日: 2017年12月6日 - 最終更新日: 2022年9月29日

これだけは押さえておきたい!異物混入対策用品を選ぶ3つのポイント

鈴木ちか
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こんにちは。編集長の鈴木です。秋も深まり、だんだんと寒い日が続くようになってきましたね。
私の中で寒い時期においしい料理と言えば「鍋」なのですが、この時期になるといろんな風味のお鍋の素が置いてあるので、どの味にしようか毎回迷ってしまいます。

 

さて、今回の記事では異物混入対策機能の付いた用品についてまとめていきたいと思います。

異物混入に対する世間の関心に合わせて、異物混入を軽減するために様々な対策が取られるようになってきました。その中には、普段の業務で使うアイテムを「異物対策用」に改良したグッズも。では、そんな異物混入対策になるアイテムはどんな特徴を持っているのでしょうか?

ここでは、食品業界でよく用いられる異物混入対策グッズを3つの特徴別に分けて、どういった面で効果が期待できるのかを解説していきたいと思います。

 

食材の中で目立つ色を使う

食品に対して目立つ色のグローブで作業することで、異物対策に。

「作業者が指に貼っていた絆創膏が作業中に剥がれ、食材中に混入してしまった。」

「透明なラップや手袋の欠片が混入してしまった。」などというケースがあります。

これを防ぐために、普段の生活で使用するものとはあえて別の色を付けた異物対策グッズがあります。
鮮やかなブルーの絆創膏やラップ、手袋などは、青色が普通の食材にはあまり見られないことから、混入時に目視で発見がしやすくなる効果があります。また、これはスポンジやたわしなどの清掃用品にも当てはまります。たわしの欠片が混入してしまった際も、黒や茶色の物よりも目立ちやすく、異物混入を防ぐ効果が期待できます。

 

ほつれにくい物・分解しにくいものを使う

「エプロンのひもがほつれ、繊維が混入してしまった。」

「ボールペンのキャップを食品内に落としてしまった。」

このようなケースには、ほつれないビニールひものエプロン、キャップのないノック式のボールペン、これらを使うことで、破損やほつれが原因で混入する異物を対策することが出来ます。

特にプラスチック類は破損したときに細かい破片が遠くまで飛散してしまう為、プラスチック製の器具を使っている現場は注意が必要です。また、ほどけやすい紐や端留め処理のしていない布も要注意です。

 

金属探知機にかかるものを使う

「チェックに使っていたクリップボードが割れて欠片が混入してしまった。」

「器具の一部が破損して欠片が入ってしまった。」

というケースがあります。これを解決する手段として、その2で説明した「割れないもの、ほつれないもの」を使うということも1つのポイントになりますが、可能であれば金属探知機で確実に発見できるように、金属製の用具を使うという手があります。
ステンレス製のボールペンやクリップボード、コードを止めておくためのクリップ等も金属製のものが販売されています。プラスチック製の物よりも壊れにくく、破片が出にくいのでお勧めです。

金属探知機を使っているという条件がありますが、有効な手段でしょう。

 

まとめ

異物対策用品についてまとめてみましたが、いかがでしょうか?
食材の中でも目立つ色を使ったり、金属性のものを使うことで、視覚的に、または機械的に食材の中に紛れ込んだ異物を発見することが出来ます。
使用するエリアごとに、最適な対策用品を選んでくださいね。

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鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!
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