こんにちは!エクシールの清水です。
季節は早いもので12月。2017年も残りわずかとなりました。今年のやり残しが無いように、毎日を充実させたいですね。
さて、今回のテーマは「フォークリフトのタイヤ痕をどう対策するか」です。
普段自家用車を洗車する場合、窓ガラスや車体は洗っていると思います。フォークリフトも同様、洗車となると車体を拭いてメンテナンスしているのではないでしょうか。しかし、車体はキレイなのに気づけば床にタイヤ痕が付いている…なんてことありませんか?
本記事ではフォークリフトのタイヤ痕による弊害とその対策について説明していきます。
フォークリフトのタイヤ痕による弊害
フォークリフトのタイヤ痕はタイヤの汚れを改善しない限り、工場内の床をいくら清掃しても床を汚してしまいます。そのため「清掃しているのに工場内が汚い」と感じてしまうことがあるのです。またタイヤ痕に残された粉塵が大気を舞うことで、作業者の衣服に付着したり体内へ吸い込まれたりしてしまいます。これでは異物混入の原因となり、人体への悪影響が懸念されます。
具体的なタイヤ痕対策とは
①トラクションコントロール採用のフォークリフトを使用する
トラクションコントロールとは、運転者がアクセルの踏み込み加減を調節するのではなく、発進や加速時に最も適した駆動力を路面に伝達する装置を指します。そのためスリップを抑制し、タイヤの摩耗を減らすことができます。スリップ時に残るタイヤ痕を減少させることはもちろん、摩耗を減らすことで摩耗粉の発生を抑えることができます。
②床の清掃をする
床についた汚れは放置しておくと見た目を損ねるだけでなく、落ちにくい汚れへと変わっていきます。そのため業務用の洗剤(例:環境対応型強力洗浄剤、ペンキ落としなど)を用いて定期的に清掃することも大切です。
③粘着マットでタイヤ自体の汚れを取る
実際にタイヤ自体を掃除するのは困難ですので、キレイに保つ手段として靴底の汚れを除去するような粘着マットを使用する方法があります。粘着マットを設置し、その上を通過するだけでタイヤ汚れをマットで吸着します。例えばリフトマットというウレタン製のマットはフォークリフトなどの重量車輌に対応したマットであるため、強度があり、安心して使用することができます。
まとめ
衛生管理を求められる近年、様々な衛生対策をしている会社が多いと思います。今回注目した「タイヤ痕」は気にしていてもなかなか対策方法がわからない方も多いのではないでしょうか。本記事で紹介した3つの方法から手間やコストを比較し、貴社に合う方法でタイヤ痕の対策も始められるとよいですね。