こんにちは!エクシールの藤吉です。
さて【FSSC 22000】を取得することは食品関連企業にとって重要となっていますが、実際にどのような企業が取得しているかをご存知ですか?今回は認証企業の中でも食品関連に絞ってご紹介します。気になった場合は、是非ホームページに足を運んでみてくださいね。
※本記事は、2018年1月15日に公開した記事であり、リライトに必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。
FSSC 22000に関する記事はこちらをご覧ください。↓
FSSC22000取得のメリット
FSSC 22000を導入すると、以下のようなメリットが考えられます。
【外部への効果】
- 国際競争力の強化
- 社会的責任(CSR)の一環として外部からの評価獲得
- ブランドイメージ向上、取引先・消費者からの信頼獲得
- HACCP制度化対応
【内部への効果】
- リスクマネジメント体制の構築
- 統一された管理基準による業務効率化、コスト削減(不良品削減、動線整備による生産性向上、監査コスト削減等)
- 社内プロセスの継続的改善
引用:FSSC 22000取得メリット→https://jmaqa.jma.or.jp/fssc22000.html
FSSC22000取得することで、取得組織で信頼性がさらに高まります。実際、ニ者監査がなくなったり、項目が少なくなったなどのFSSC22000を導入したことで変化があったという事例もあります。また、自社の食品安全の取り組みを対外的に説明する際には、論理的な説明ができるようにすることもひとつのメリットです。今後海外に輸出がある企業は早めに取得すると良いでしょう。
FSSC22000認証事例
現在、全世界でFSSC 22000の認証を受けているのは16,594件です。そのうち日本では1,367件(2017年7月時点)となっています。都心に限らず日本全国に認証企業があり、その数は年々増加傾向にあります。
①キッコーマン株式会社
お客様に安全で高品質な商品をお届けするため、国内外のほとんどの工場で、FSSC 22000だけでなく、SQF 2000レベル2、ISO 22000、ISO 9001、HACCPなどを取得しています。
②明治チューインガム株式会社
顧客に安心を提供するために安全な製品を生産する仕組みをつくり、食品安全活動の仕組みの意義を将来まで伝えていくために、FSSC 22000を取得しました。2011年6月の取得は、明治グループで初となります。
③キユーピー株式会社
グループの国内外全生産拠点でFSSC 22000等のGFSI認証を取得。毎年第三者機関の審査を受けることにより、食品安全に対する取り組みの向上をはかっています。
④富士山の銘水株式会社
徹底した品質管理体制のもと、法定検査に加えて3時間ごとの製品検査、1ヶ月ごとの放射性物質検査を行うなどの厳しい自主基準を設けています。2012年にFSSC 22000の認証取得。宅配水(ウォーターサーバー)専業メーカーでは業界初となります。
⑤エバラ食品工業株式会社
商品の開発・設計段階における全工程を複数の部署で検討・検証・承認する独自の品質保証システム(EQAS:EBARA Quality Assurance System)を設けるだけでなく、 全社レベルで安全・安心に対する取り組みをさらに強化するため、本社関連部門および研究部門と自社3工場を合わせて、FSSC 22000の統合認証を取得しました。
⑥日本水産株式会社(ニッスイグループ)
国内の食品およびファインケミカル事業の全直営工場6工場と、主力の養殖企業2社を含む国内グループ企業3社において、FSSC 22000の認証を取得しました。(2017年9月)ニッスイグループでは、全ての生産拠点において順次FSSC 22000の認証取得を目指しています。
⑦ほかにも…食品企業認証事例
一正蒲鉾株式会社(北海道)、全農チキンフーズグループ(岩手・宮崎・鹿児島)
ハナマルキ株式会社(長野)、森永製菓株式会社(静岡・群馬)
など、日本全国にあります。
まとめ
FSSC 22000を認証・取得することは企業にとって大きなメリットが得られます。(下記関連記事参照)また、国際規格であることから大手企業では国内にとどまらず国外の生産工場も取得を進めているところが多いようです。他社を参考にFSSC 22000の認証・取得に向けて動き出してみてはいかがでしょうか?
▼FSSC 22000に関するメリットなど詳しいブログ記事はこちら