こんにちは!エクシールの清水です。
本日は【食品工場でどのように手洗いをするのが効果的か】を記事にします。基本中の基本ですが、雑になりがちな部分でもありますよね。ぜひ、一度見直してみてください。
※この記事は2018年3月19日に公開された記事ですが、リライトに必要な文言等を追記、修正して再度公開しました。
手洗いで防げる被害について
手を洗うことは、主に食中毒の予防につながります。
人は、ドアノブや、自宅で飼っているペット・蛇口やゴミなど、日常生活において様々なものに触れます。
このとき、微生物が人の手に移り、そのままの手で食品を取り扱ったとき、この微生物が原因となり食中毒を引き起こすことがあります。
例えば黄色ブドウ球菌や大腸菌、他にもノロウイルスやO157、カンピロバクターは少数でも食中毒を引き起こします。
また、手を介して広がる風邪やインフルエンザ、COVID-19などの感染症のリスクを減少させ、拡大防止にもつながります。
このように手を媒介して病原微生物が移動するのを防ぐために、徹底した手洗いを行う必要があります。
効果的な手洗いの方法
手洗いの手順
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①流水で手を十分に濡らし、汚れを落とす |
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②洗浄液(石けんなど)を手に取り、よく泡立てて手のひらや指の腹を洗う |
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③手の甲や指の背を洗う |
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④手のひらに指先をこするようにして指先を洗う |
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⑤指をクロスさせて指の間や根元の部分を洗う |
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⑥親指を握るようにして親指と付け根を洗う |
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⑦手首を洗う |
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⑧爪ブラシを使って爪の間を洗う |
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⑨流水でよく洗い流す(爪ブラシも流水で充分すすぐ) |
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⑩使い捨てのペーパータオルなどでよく水分を拭き取る |
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⑪アルコールなどの消毒液をスプレーし、全体に伸ばす |
より効果を上げるために
以下の4つのポイントに気を付けると、より効果的な手洗いになります。
■ 手を洗うときは一度ではなく二度洗い、最低20秒以上は洗うこと
二度洗いをすることで、しっかりと微生物を洗い流すことができます。手のひらから指の先や間、手の甲・手首まできちんと洗浄液で洗いましょう。
手洗いが不十分になりやすい場所は爪の間や手のしわ、親指の背の部分などです。長い爪は汚れがたまりやすくなるため、短く切りそろえることも忘れずに行いましょう。
■ 水道設備は蛇口をひねらなくても水や温水が出る、センサータイプに
ひねるタイプの蛇口を使っている工場では、ペーパータオルで蛇口を覆うようにして水を止めると蛇口が直接手に触れず、手がきれいな状態を保つことができます。
また、水温はぬるま湯が出るものが理想的です。冷水でも石けんを使えば効果はありますが、汚れや油脂の除去はぬるま湯が適しています。
■ タオルではなく、ペーパータオルを利用する
手を拭くタオルは共同のものを使うのは避け、下へ引き出すタイプのペーパータオルを使いましょう。上へ引き出すタイプのペーパータオルは、水滴が次の紙に付着してしまい不衛生です。
また、ペーパータオルを捨てる時は、足でレバーを押すことで蓋が開くゴミ箱を使用すると、手を汚さずに済むので衛生的です。
■ 水滴はしっかりと拭きとり、仕上げにアルコールなどの消毒液で消毒する
トイレに行った後や、休憩後、ゴミなどの廃棄物に触れた後は、必ず手を洗うようにしましょう。
手洗いの見直しを促す取り組み
手洗いの重要性や方法を前項までにまとめましたが、この内容を周知・徹底させることが最も重要です。次のような取り組みを推奨します。
洗い残しを防ぐための確認表を作成しましょう。
■ ブラックライトを使用したトレーニング
実際に汚れが残っている箇所を可視化し、改善を促進します。
■ 手洗いの啓発ポスター
食品工場や職場に、手洗いの重要性を強調する資料を掲示しましょう。
まとめ
手洗いは最も基本的でありながら強力な衛生管理手法です。手洗いを徹底することは、食中毒や感染症拡大の防止に繋がります。
普段何気なく行っているかもしれませんが、手洗い後は直接蛇口や汚染物に触れないようにしたり、二度洗いに気を付けるなど、正しい手順とポイントを守ることで、食品の安全や感染症予防に大きく貢献できます。
継続的な教育と啓発活動を続け、より一層効果的な手洗いができるとよいですね!
▽参考サイト
正しい手洗い(手指衛生)の方法 | 国立成育医療研究センター
000838758.pdf














