こんにちは!エクシールの今井です。
最近、食事のデザートとしていちごを食べています。
水分量が豊富なのか、数個でお腹にたまります(^_^)
また、他のフルーツより低糖質のようです!
ダイエット中で甘いものを食べたい時には最適かもしれませんね!
さて、本日は食品工場での天井の結露対策についてお話ししていこうと思います。
結露が発生するメカニズム
レストランなどで、冷たい氷水が入ったコップの外側に水滴がついているのを目にすることがあると思います。これが「結露」です。
なぜ結露が発生するのかを簡単に説明します。
暖かい空気と冷たい空気では、空気中に水蒸気を含むことのできる量が違います。
暖かい空気は多くの水蒸気を含むことができますが、冷たい空気は少ししか含むことができません。
上記のコップの話を例にすると、暖かい空気が氷水の冷たさによって冷やされ、含み切れなくなった水蒸気が水に戻ってしまいます。こうしてコップの外側に結露が発生します。
天井の結露による害と対策
食品工場では天井に結露が発生することがあると思います。
また、食品の製造過程によって、大量の蒸気によって天井に水滴が発生する場合もあります。
この結露によって起こり得る害と対策についてみていきましょう。
1:天井の結露による害
結露が発生することによってどのような害が起こり得るのか、考えてみましょう。
まず、天井は非常に清掃のしにくい場所です。汚れた天井に発生した結露が、製造している食品に落下した場合、雑菌の繁殖に繋がります。
また、結露を放っておくことでカビが繁殖したり、材質によっては内装材が傷んだり、はがれたりする原因となり、結果的に腐食したり蟻による害が発生する可能性もあります。
2:結露による害を防ぐ対策
これらの害を防ぐために重要なのは、結露を発生させないことですよね。
かといって、工場内の天井を改装して結露を発生させないように変えるのは大がかりです。
今回は簡単に導入できる結露対策についてお話しします。
○扇風機を使って結露の発生を防ぐ
天井に扇風機で風を当てることで、結露を防ぐことができます。
結露が発生する前から風を当てることが重要です。水滴が発生する前に乾かすことで、結露の発生を防ぎ、また、常に乾燥させておくことで、カビの発生を防ぐこともできます。
○除湿機を設置する
結露の発生する室内に除湿機を設置するのも有効です。
室内を適切な湿度に保つことで、結露を防ぐことができます。換気によって湿度を下げるのも良いでしょう。
○ビニールシートなどで簡易的な屋根を取り付ける
食品がむき出しになっているレーンで結露が落下すれば非常に危険です。
そこで、落下した結露が直接食品に触れないように、ビニールシートなどでレーン上に屋根を作ると危害を減らすことができます。
ビニールシートはレーンが動いていないときに取り換え、清潔な状態を保っておくようにしましょう。
まとめ
天井に発生する結露はカビや雑菌の繁殖原因となります。
蒸気の対策だけでなく天井をこまめに清掃することで、より質の高い結露対策ができます。換気扇や天井の隅にほこりやカビが発生していないか一度確認してみると、工場の現状がわかり、対策もしやすくなるかもしれませんね。
自社に合った方法で効果的な対策ができるとよいですね。