こんにちは!エクシールの今井です(^_^)
ゴールデンウィークは東京まで遊びに行ってきました!
新大久保に立ち寄ってコリアンタウンを散策したのですが、韓国ではホットドッグに砂糖をかけて食べるのが有名なようですね!
大行列だったので食べるのを諦めてしまいましたが、次は絶対食べたいです(^O^)
さて、今回は食品を取り扱っている工場や飲食店などで毛髪混入対策がなぜ必要とされているのかを説明していきます。
毛髪が混入するとなぜ危険?
食品工場では通常、毛髪の混入を避けるために頭巾型の帽子をかぶったり、粘着ローラーを使用して体に付着した毛髪を除去しています。
しかし、「食品に毛髪が入ったらどんな危険性があるのかいまいち分からない…」という状況であれば、対策も適当になってしまいます。
毛髪の混入を防ぐことで、どのような問題を回避できるのか確認してみましょう。
1.不快な気分になる
まず思いつくのは「不快な気分になるから」ではないでしょうか。
食べた食品の中に他人の毛髪が入っていれば不潔に感じて嫌な気分になりますよね。すると、クレームに繋がったり、SNSなどで拡散され、売り上げの低迷に陥る可能性があります。
このような事態を避けるために毛髪対策が重要です。
2.黄色ブドウ球菌による食中毒が起こる
毛髪には黄色ブドウ球菌と呼ばれる菌があり、これが食品に落下すると食中毒を引き起こすことがあります。
この菌は、食品中で増殖するとき、「エンテロトキシン」という毒素を作りだし、この毒素が人に危害を及ぼし、食中毒を発症します。
このエンテロトキシンは100℃で30分加熱しても無毒化しない厄介な毒素です。
食中毒が起これば、消費者からの信頼も失ってしまいますね。
効果的な毛髪混入対策
上記でも述べたように、毛髪の混入は消費者を不快な気分にさせたり、食中毒を発症させてしまう可能性があります。
このような事態が起こらないようにするためにも毛髪の混入対策は重要です。
どのような対策ができるでしょうか。
1.毛髪混入の対策
毛髪対策の3原則として「持ち込まない」「落とさない」「留めない」があります。
詳しくはコチラの記事をチェックしてみてください。
2.黄色ブドウ球菌の対策
黄色ブドウ球菌は毛髪だけでなく、切り傷や化膿した傷のある手にも存在します。
傷のある手や毛髪に触れた手で食品に直接触れないことが大切です。
食品を取り扱うときは手洗い・消毒を徹底しましょう。
マスクや帽子も忘れずに装着しましょう。
効果的な手洗いの方法はコチラ
→食品工場における手洗いマニュアル|正しい衛生管理で食品を取り扱おう!
黄色ブドウ球菌自体の殺菌は食品の中心部が75℃以上で1分間加熱するのが良いといわれています。しかし、菌の数が多ければ、殺菌が十分にできていない可能性もあるため、衛生管理を徹底し、菌を付けないことを心がけましょう。
黄色ブドウ球菌が一度毒素を作ってしまったら100℃で30分加熱しても、無毒化しないため、作った食品は放置せず、10℃以下で保存し菌の増殖を防ぎましょう。
まとめ
毛髪の混入を防ぐ対策は、食品衛生や消費者の安全・企業の信頼を保つためには非常に重要です。
黄色ブドウ球菌は、身近な部分に存在する菌だからこそ、より注意深く対策していけるとよいですね。なぜ混入したらいけないのかを理解することで、対策に対する意識も変わります。
毛髪対策には粘着ローラーや粘着マットなど、効率を上げてくれる便利なグッズもあります。よろしければ下のバナーをチェックしてみてください。