こんにちは!エクシールの今井です(^_^)
最近ムシムシとした暑さと雨が続いていますね。
先日雨の日に歩道を歩いていたら大きなカエルがいました。
落ち葉の色とすごく似ていて危うく気づかずに踏むところでした(+_+)
さて、本日は前回のブログを更に深めて、ISOにおける第一者監査のメリット・デメリットについてお話していこうと思います。
第一者監査って何?
第一者監査とは、自社のシステムについて自社のスタッフや代理人が監査することです。
内部監査もこの第一者監査に含まれます。
第一者監査の手順
内部監査は以下の手順で行われます。
- 内部監査員がマニュアルをチェックし監査時に質問する項目を確認しておく。
- 質問する項目を元にチェックリストを作成し、リストを中心に現場の作業責任者などに質問する。
- 監査の結果が「適合」か「不適合」かを評価する。
- 評価した結果を報告書にまとめ、是正処理を依頼する。
- 是正した内容が適切かどうかフォローする。
チェックするポイント
内部監査でチェックするポイントは以下の通りです。
1.ISOの規格要求事項に適合しているか
マニュアルがISOの要求事項に沿って作られているのかを見直します。
これによってISOとの適合性を確認することができます。
2.マニュアルがしっかりと運用されているか
作製したマニュアル通りに行われているかをチェックします。
3.マネジメントシステムは効果的に実施されて維持できているか
マニュアルが使いにくくないかやしっかりと成果の出る内容になっているかをチェックします。
これによってISOシステムの有効性を確認できます。
第一者監査のメリット
第一者監査(内部監査)では、マネジメントシステムが効果的に実施されて維持できているかをチェックします。
これは第二者、第三者監査にはないチェックポイントです。
単によいか悪いかだけではなく、本当に役立っているものか、他に方法はないか、マニュアルを見直して、現状の問題を解決するには何をすればよいのかという具体的な改善策を見つけることで効果的に現場を改善することができます。
注意点としては、自部門の監査を自部門で行ってはいけません。
なれ合いや、事情を知っているからこそ「仕方ない」となってしまっては監査の意味がありません。
基本的には他部門の人から監査を受けましょう。現場を知らない人が監査することで、マニュアルから外れていることは「不適合」とハッキリ指摘することができます。
不適合の指摘は、改善の余地があるという発見です。
気が付いたことは共有し、改善していくことが大切です。
まとめ
ISOの内部監査は、ただマニュアルに沿っているか、適合しているかだけでなく、マニュアルの使いやすさや、自社に合っているやり方かなどを見直すことができ、外部の人の監査だけでは足りない部分に気づくことができます。
不適合があった場合も、どのようなやり方だったら自社でも続けていけるかなどをしっかりと考え実行することで、現場は改善されていきます。
今より良くやりやすい方法を探していくことができるとよいですね。