こんにちは! エクシール清水です。
最近、とてもおいしいかき揚げを食べました。エビとタコと玉ねぎと紅ショウガが入っていて、すごく美味しかったです!そろそろ夏バテの時期ですが、おいしいものを食べてしっかりパワーをつけたいと思います!
さて、今回は【工場での品質管理】についてポイントをご紹介します。品質管理と言っても大きく3つあります。自社ですべての管理に取り組むことができているか、今一度確認してみてくださいね。
※2018年7月23日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。
なぜ品質管理が大切なのか
当たり前のことですが改めて考えてみましょう。第一はやはり「お客様に安全な食品を届ける」ためです。
では、なぜお客様に安全な食品を届けなければならないのかを考えてみます。すると、企業側にとっていくつかリスクがあるからだとわかります。
例えば異物混入や食中毒が起きると、ニュースに取り上げられて瞬く間に世間に広まってしまいますよね。こうなると企業の信用はなくなり、ブランドイメージも大きく損ねてしまうでしょう。失った信用を取り戻すには時間や労力がかかるため、安全な食品を届けることが大切なのです。
また安全な食品を届けていても、「なんかこの商品、前と味が違う…」などとお客様がクオリティに違和感を覚えてしまうと、ほかのメーカーの同じ種類の商品に目移りしてしまう可能性があります。このような品質に対する不満が企業側へ伝えられることは少なく、いつの間にかお客様が離れてしまうのです。
品質管理とは
品質管理は3つの管理をすることで、品質を保証しています。
① 工程管理
品質をつくりこむために、工程を適切な状態に管理する。
確実な手順で作業が行われるように作業手順を標準化したり、作業員によって品質にばらつきが出ないように人材を育成したりします。また、設備機能を維持するための管理もします。
② 品質の検証
検査などによって、製品や工程が確かなものであることを検証し、保証する。
製品に不備・不具合がないかを検査し、また工程管理や検査などが適切に実施されているかを監視します。
③ 品質改善
不適合の再発防止、未然防止のための改善を行う。
発生した不適合が再発しないように、また今後発生の可能性がある不適合の未然防止に向けた改善を行います。
品質管理の具体的な手法
では具体的にどのような管理ができるのか、いくつか例を見ていきましょう。
① 標準作業手順書をつくる。
安定した製品を製造するために、温度などの基準や製造時のルールを設けている工場が多いと思います。これらは必ずマニュアル化するようにしましょう。
マニュアルに記載する内容は具体的な数値(写真・イラスト・図など)で示す必要があります。これは社員全員の認識を一致させることと、判断を誤らないようにするためです。誰が作業しても品質に変わりのない商品ができることが大切です。
また、なにか問題が起きた時、「どの工程に問題があったのか」を即座に判断し、適切な処置を行うためにも具体的な内容で記されたマニュアルは用意しておく必要があるのです。
しかし、いくらマニュアルをつくったからと言って内容を誰も知らないという状態では意味がないですよね。
定期的に研修や勉強会を行い、誰もが確認できるような状態にしておくことが大切です。そして内容面でも理想を突き詰めすぎているような非現実的な内容ではなく、現実的に実行できる範囲のものにしましょう。そのためには現場の状態を把握することからはじめてみてくださいね。
◇標準作業手順書に関する記事はこちらをご確認ください。
② PDCAサイクルや5Sを取り入れる。
PDCAサイクルや5Sというワード、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
生産管理や品質管理などの業務を円滑に進めるPDCAや、職場環境を改善して効率的な環境をつくる5Sを取り入れることで、管理の質を上げることができます。詳しい内容は下記のリンクから確認できます。
◇PDCAサイクルに関する記事はこちらをご確認ください。
◇5S(7S)に関する記事はこちらをご確認ください。
③ QC7つ道具や新QC7つ道具を取り入れる。
QC7つ道具や新QC7つ道具は、品質管理や品質改善を行う際の問題解決の手法です。詳しい内容は下記のリンクから確認できます。
◇5S(7S)に関する記事はこちらをご確認ください。
◇新QC7つ道具に関する記事はこちらをご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。品質管理といっても色々な管理や検査、また分析の必要があるとわかりました。品質の高いものをつくり、それが保証できるように社内の体制や分析方法を予め見直しておくと良いですね。
◆参考サイト
コンサルソーシング株式会社