こんにちは!エクシールの今井です(^_^)
最近1日40分程度の運動を習慣にしています。
元々運動神経が悪かったので、動くことは避けてきたのですが、大人になると自分のペースで活動できるので気が楽で楽しいです!
さて、本日は調理場で扱う洗浄剤・消毒剤の選び方についてお話ししていきます!
食品を取り扱う現場では器具や機械・施設内の洗浄・消毒は必須ですよね。
でも、どんな洗浄剤や消毒剤を使えば効果的なのかが分からない!という疑問を文部科学省の「調理場における洗浄・消毒マニュアル」を参考に解決していきます!
洗浄剤を選ぶ前に
洗浄剤・消毒剤にはメジャーなもので「中性洗剤」や「アルコール」などが使用されますが、それらの特性や、洗浄・消毒する対象物の特性・調理現場の環境を確認しなければよい効果が得られません。
そのために必要な情報をあらかじめ整理することが大切です。それでは、どのような情報を整理すればよいのでしょうか。
①洗浄・消毒する対象物の表面の状態
表面の状態とは材質や形状のことです。(例:硬くてつるつるとしたステンレス・繊維質の表面の布 など)
②落としたいものは汚れか微生物か
汚れを落としたい時は洗浄剤を、微生物を殺したい時は消毒剤を使用します。
通常、微生物だけが存在していることは稀で、微生物の上に汚れがついていたり、汚れと微生物は混在していたりします。洗浄剤で汚れを落としてから消毒剤で殺菌することが重要です。
また、汚れの種類によっても洗浄・消毒剤を変えるとよいでしょう。
例えば、材料を切ったまな板の軽い汚れであれば、中性洗剤で充分洗浄できますが、焦げやひどい油汚れはアルカリ洗浄剤を使用するとよいでしょう。
③洗浄剤や消毒剤以外に使える方法や技術はあるか
洗浄剤や消毒剤以外に、器具に熱をかけたり、大型の洗浄機を用いて対象物の汚れを落としたり、殺菌できないかを考えましょう。
大型の洗浄機は、人の手ではあまり触れられない強い洗剤を使用できるのもメリットです。
④その他必要な情報
環境に悪くないか、作業員は安全であるか、効率的に作業ができ、確保できる人材がいるか、コストは適正かなども現場ごとに考える必要があります。
上記を確認し、情報を整理しましょう。
どのような洗浄剤・消毒剤を使うべき?
洗浄剤や消毒剤の選び方を間違えると、汚れを落としたり殺菌するどころか、有害になってしまうこともあります。代表的な洗浄剤の特徴をまとめた記事が文部科学省から出ているので、下記で確認してみてください。
まとめ
洗浄剤や消毒剤は「なんとなく効きそうだから」という理由で使っていると、実はあまり効果が得られていなかったり、逆に有害になったりしてしまいます。
しっかりとした効果を得るためには洗浄・消毒剤と使用したい場所の相性をしっかりと見極める必要があります。ぜひ今一度、使用しているものが現場に適しているのか見直してみてくださいね。
参考:調理場における洗浄・消毒マニュアルPart1:http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1266268.htm