こんにちは!エクシールの清水です。
さて、今回は作業員が身に着ける【作業着やエプロンの洗浄・消毒方法】についてお話ししていこうと思います。
※この記事は2018年8月21日に公開された記事ですが、リライトに必要な文言等を追記、修正して再度公開しました。
作業着はいつ洗う?
作業着やエプロンは、衛生的な環境とはいえ食材に触れて汚れるものです。
1日1回洗濯し、翌日には清潔な状態で保管できていると好ましいです。
汚れが見づらい濃い色は避け、汚れの目立つ白や薄い色のものを着用することで、衛生意識を上げることができます。
作業着の洗い方
工場内で洗浄する場合は、工業用の洗濯機と乾燥機を置き、汚染エリアで使用した作業着と清潔エリアで使用した作業着を別々に洗濯しましょう。脱水後、乾燥機では、85℃の熱風乾燥で殺菌を行います。
エプロンは、ビニールエプロンと布エプロンがあります。
ビニールエプロンは中性洗剤とスポンジで汚れをこすり洗いします。
裏側と紐部分も忘れずに洗浄し、流水でしっかりとすすぎます。その後、衛生的な場所に間隔をあけて吊るし、乾燥させます。
布エプロンは、きれいなものと汚染されているものを区分して洗濯しましょう。
乾燥機で乾燥させるか、衛生的な場所に間隔をあけて吊るし、乾燥させます。
自社での管理が難しい場合は、作業着やエプロンの洗濯を業者へ委託したり、作業着自体をレンタルするのも安全です。
自宅での洗濯は、ペットの毛や糸くずの付着が懸念されるうえ、個人でどれだけしっかりと洗濯をしているのかが目に見えないため、安全とは言えないので避けましょう。
▼作業着の洗濯で起こりうるリスクと対策方法についてはこちら
洗浄後の保管方法について
作業着やエプロンをせっかくしっかりと洗濯・乾燥をしても、不衛生な場所に無造作につるされていては洗った意味がありませんよね。
洗濯・乾燥後は、清潔な棚に畳んだ状態で収納するのが好ましいでしょう。消毒保管庫がある場合は、その中に収納しましょう。
このときに、作業区分ごとに分けて保管しておかないと、翌日汚染エリアのエプロンを清潔エリアで着用してしまった!なんてことになりかねません。
万が一、保管場所を間違えた時に一目でわかるように、区分ごとに作業着の色分けなどをしておけば未然に事故が防げますね。
まとめ
いかがでしたか?
作業着の洗浄は、業者に委託していれば清潔な環境でクリーニングしてもらえるので安心ですが、自社で行う場合はルール決めを明確にしておかないと、異物混入が発生してしまう可能性もあります。
清潔な作業着で食品を製造するためにも、毎日洗濯・乾燥を行い、殺菌された状態で清潔な場所に保管しましょう。
▽参考サイト
文部科学省 調理衣、スポンジ等の洗浄・消毒