こんにちは、エクシールの今井です。
今回は食品工場の床を清潔に保つための方法について説明していきます。
ぜひ今一度現状の対策を見直してみてくださいね!
※この記事は2018年8月29日に公開した記事ですが、リライトに必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。
床の状態をチェックしよう
食品工場の床は、状態によって細菌やカビが繁殖しやすい状況になります。
以下のチェック項目で床の状態を確認してみましょう。
□床にヒビがなく、破損していない。
□黒ずみ、ぬめり、ベタつきはない。
□冷蔵庫や機械の下などの隙間もよく清掃されている。
□床が濡れたままの状態ではなく、濡れたらすぐにふき取り、ドライ運用ができている。
当てはまる項目が少ないほど、汚染された状態を作り出しやすい環境です。
1つでも当てはまらなければ、床の管理を見直してみましょう。
床の洗浄
前提として、床の清掃にはほうきやモップなどの清掃道具が必要ですが、これらは、清潔度の違うエリアごとにそれぞれ用意しましょう。これは、交差汚染を防ぐためです。
1.ウェットシステムとドライシステム
食品を取り扱う現場の床は大きく分けて2つあります。
床が水浸しになっている方式をウェットシステムといい、床に水が落ちない構造の施設・設備・機械などで、常に床が乾いた状態で作業を行う方式をドライシステムと言います。
上記でも述べたように、ウェットシステムでは濡れたままの床に細菌やカビが繁殖しやすく衛生的ではありません。そのため、ドライ運用を取り入れ、水を必要以上に床へ流さず、流した際は水切りワイパーや乾いたモップなどで水分を取り除き、床を乾かすことが重要です。
ドライ運用をすることで、床が常に乾燥した状態になるので、細菌の増殖を防ぐだけでなく、滑りにくいなど、労災の減少も見込めます。
2-1. ドライ方式の床の清掃
〇毎日の清掃
①床のゴミをほうきや塵取りで取り除く
②モップで水拭きした後、乾いたモップで乾拭きする
〇週一回程度または、床が汚れた時
上記の①の工程の後にモップに洗剤を含ませ、軽く絞って床面を拭く工程を増やします。または、床に水と洗剤をまいて、デッキブラシなどでこすり、流水で洗いながした後、ワイパーや乾いたモップで水気を切り、換気する方法もあります。
2-2. ウェット方式(ドライ運用)の床の清掃
〇毎日の清掃
①床のゴミをほうきや塵取りで取り除く
②モップで水拭きした後、乾いたモップで乾拭きする
※床のタイルの隙間に汚れがたまったり、床が汚れた場合は以下の手順を行います。
①床に水と洗剤をまき、デッキブラシなどでこすり洗いをする
②流水で洗い流す
③水切りワイパーで水を切る。タイルとタイルの隙間などの水切りが十分でない場合は、乾いたモップで拭きとる。
〇週一度程度または、床が汚れた時
床に水と洗剤をまいて、デッキブラシなどでこすり、流水で洗いながした後、ワイパーや乾いたモップで水気を切り、換気を行い、速やかに乾燥させます。
床の消毒
ドライ使用・ドライ運用を行っていれば、月1~2回の消毒でよいです。
しかし、以下の場合は消毒をする必要があります。
・汚染度が高い食品(肉、魚、卵など)が床に落ちたとき
・ふき取り検査で大腸菌が検出されたとき
・明らかに汚れていると思われる際
床の消毒をするときは、「次亜塩素酸ナトリウム溶液」か「アルコール」を使用しますが、どちらも床を洗浄して乾いた状態で使用します。
〇床全体の消毒
※塩素ガスが発生するため、しっかり換気をして行ってください。
次亜塩素酸ナトリウム溶液を床が十分に濡れる量をまき、5~10分後に流水ですすぐか、水を含ませたモップで拭き上げる。
床全体の消毒の場合、アルコールを広範囲にまくと、引火する恐れがあります。
〇床に汚染度の高い食品が落ちたとき
①汚れている部分をペーパータオル、布、モップなどで水拭きし、次亜塩素酸ナトリウム溶液または、アルコールを浸したペーパータオルで覆う。
②5~10分後に、水を含ませたモップで拭き上げる。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
濡れている環境でも、工夫してできるだけ床に水をつけない環境にすることで、衛生的に食品を取り扱うことができます。
今一度しっかりと工場で毎日清掃が行われているのかを見直してみてはいかがでしょうか?
<参考>
「施設の洗浄・消毒」の基本的な考え方 2 手洗い場 3 床 4 腰壁 5 扉 (p10~p19)|文部科学省
(http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2010/05/25/1292018_05.pdf)
床の衛生管理・洗浄マニュアル|はじめてみよう!自分できる衛生管理|プロの衛生管理|ライオンハイジーン株式会社(https://www.lionhygiene.co.jp/hygiene/start/13/)



