こんにちは!エクシールの今井です(^_^)
本日はめくらない粘着マット「ステップマット」でできる床からの異物混入対策についてお話していきます。
※本記事は、2018年9月5日に公開した記事ですが、リライトに必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年11月17日に再度公開しました。
工場を毎日しっかりと清掃していても、持ち込まない対策をしていなければすぐに汚れてしまったり、異物混入などの原因にもなってしまいます。
どこから毛髪やビニール片、ほこりなどの異物を持ち込んでいるかというと、外部から靴底やタイヤを通じて侵入したり、作業着に付着した毛髪が十分取りきれずに工場へ侵入してしまったり要因は様々です。
特に、クリーンルームなどの異物厳禁な環境では、作業環境の洗浄度を維持するためにクリーンルームの四原則」に沿った対策が必要になります。
◎ クリーンルームの四原則
- 塵埃を室内に持ち込まない
- 塵埃を速やかに排除する
- 塵埃の発生を抑える
- 塵埃を蓄積させない
今回は、塵埃の持ち込みを防ぐために床から「持ち込まない」対策に焦点を当ててお話ししていきます。
床からの異物混入はどのように発生する?
自社商品に毛髪が混入していた、ビニール片が混入していたなど、私たちの気づかない間に異物混入は発生してしまいます。
床からの異物混入というと、どうやって作業台や機械の中まで混入するの?と疑問に思う方もいるかもしれませんね。
床からの異物混入は、床に蓄積されたほこりやゴミが人やモノの移動によって舞い上げられ、製品へ混入します。
粘着ローラーやエアシャワーを使用しているからといって油断してはいけません。
靴底や床はきれいでしょうか。
更衣室で落ちた毛髪やほこりが靴底に付着したまま入室してしまうといったことも起こりかねません。
床からの異物混入を持ち込まない対策とは?
床からの異物対策にはゾーニングが必須です。
ゾーニングとは、衛生度の異なるエリア間で使う道具や衣類を変えたり、壁などの仕切りを設け、衛生状態を保つことです。
床にフォーカスを当てると、清潔なエリアでは衛生靴に履き替えたり、粘着マットや足洗機を利用して靴底の汚れを除去することでゾーニングができます。
粘着マットは足元のゾーニングでも簡単に導入できるツールです。
作業場に入る前にマットの上で足踏みをするだけなので、手軽に始められます。
粘着マットは一般的にもよく使用されていますが、汚れたら剥がして捨てるタイプは、粘着紙を剥がすのを忘れたり、剥がした時のゴミがかさばったり、糊が靴底に付着してしまいベタベタする等、効果を実感できず、有効活用できていない工場もあるのが現状です。
90%以上の除去率を誇る粘着マット「ステップマット」で質の高いゾーニングを
粘着マットの中には、素材自体に粘着があり、粘着材を使用していないマットがあります。
めくって捨てるタイプの粘着材を使用したマットの除去率が約60%なのに対し、エクシールのステップマットは90%以上の除去率が「ATP(+AMP)ふき取り検査」で実証された粘着マットです。
異物が入ると困るクリーンルームでのゾーニングに最適です。
90%の微細なほこりや毛髪が除去できる理由は、マットがウレタンゲルという柔らかい素材でできており、靴底の細かな凹凸に密着し、細部のごみまで除去できるためです。
また、素材自体の粘着で除去するので、靴底に糊が移ってベタベタつくこともなく、めくる手間もありません。
汚れたマットは水拭きすることでキレイになり、2~3年くりかえし使用ができ、低ランニングコストでゴミも最低限しか発生しません。
粘着紙のマットでは実現できなかった、更衣室やエアシャワーの床全面に敷き詰めることができるのも魅力の一つです。
まとめ
今回は床からの異物混入についてというテーマですが、要因はいろいろとあり、どれか1つだけを対策すれば異物がなくなるわけではありません。
完全に異物混入を回避するのは難しいですが、要因をひとつずつ潰していくことで、異物混入の少ない工場にしていけるとよいですね(^_^)