こんにちは!エクシールの藤吉です。
本日は、食品工場におけるトイレの清掃方法について述べていきます。
※本記事は、2018年10月24日に公開した記事であり、リライトに必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。
食品工場のトイレはどういう状態が好ましい?
毎日使用するトイレは最も汚染されている場所です。
食品工場では衛生的な環境で作業をする必要があります。
汚れているトイレを使用すると、手だけでなく、衣服などにも細菌が付着し、作業場へ汚れや細菌を持ち込むリスクが上がります。
常にトイレを清潔に保つことで手や衣服から製品に菌が付着するのを防ぐだけでなく、従業員が菌に感染することも予防できます。
便器に黒ずみや黄ばみ、悪臭がないかをチェックしてみましょう。
トイレの清掃方法
作業場の中に菌やウイルスを持ち込まないようにするために、トイレ専用の履物に履き替えるようにしましょう。また、トイレを利用する際には作業服を脱ぐことが効果的です。この時、作業服を床に直置きすると、他の場所にも菌やウイルスを持ち込む原因になってしまうため、専用のフックなどを設置しておきましょう。
食品工場ではトイレの清掃回数や消毒の方法をあらかじめ決めておき、マニュアルを作成し、徹底しましょう。
マニュアルには以下を定めましょう。
1.責任者
2.衛生管理の目的
3.トイレの清掃・消毒回数と方法施設設備の衛生管理-食品衛生自主管理認証制度より引用 http://www.shokuhin-eisei.jp/category/1764430.html
設備はトイレの清掃・消毒方法についてはライオンハイジーン株式会社の便器の衛生管理・洗浄マニュアルにある以下を参考にしてみてください。
便器 洗浄マニュアル
1.トイレ用洗浄剤を便器内にかけて2~3分放置する
2.トイレ用ブラシで便器内の汚れをこすり洗いする
3.水を流す
4.除菌洗浄剤をダスターにとり、便器外側・便座・水栓のノブを拭き上げる。
5.よくすすいだダスターで水拭きする。
6.希釈した塩素系漂白剤をダスターにひたし絞り、便器外側・便座・水洗のノブを拭き上げる。10分放置する。
7.よくすすいだダスターで水拭きする。
8.乾いた清潔なダスターで拭き上げる。
便器の衛生管理・洗浄マニュアル|ライオンハイジーン(株)より引用
このとき、洗剤の使い方についての注意事項も記述しておきましょう。
例えば、塩素系の漂白剤と酸性の洗剤やアルコールを混ぜると塩素ガスが発生し非常に危険です。そのような知識は知らない人も多くいると認識し、注意点として記述しておくことが大切です。
清掃の際に、必要な道具が紛失した!とか、トイレットペーパーやアルコールの予備がない!などということにならないよう、しっかりと必要な備品の数は記載しておき、常に在庫切れが起こらないように気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
トイレは多くの菌が発生する場所であり、毎日使用する場所です。
だからこそ、こまめな清掃と消毒を心がけることが最重要です。
しっかりとマニュアルを作成し、誰がいつ清掃するのかを決めておくことで、キレイな環境を保っていけるとよいですね。
参考:5Sで取り組む一般衛生管理→https://www.lionhygiene.co.jp/hygiene/start/19/