こんにちは!エクシールの今井です(^O^)
ついに12月に突入…!1年って本当にあっという間ですね(‘_’)!
先日アロマディフューザーの機能が付いた加湿器を買いました!
木目模様の丸いフォルムが、お気に入りです!
インフルエンザやノロウイルスにかからないように注意してしっかり対策していきたいです(―_―)!!
個人での対策も大切ですが、食品工場でのノロウイルス対策は、集団の食中毒を防ぐために必須です。
今回はノロウイルスにはどのような感染経路があるのかを紹介していきます。
ノロウイルスについて
ノロウイルスによるウイルスは冬場にもっとも多く発生します。
2017年は、全体の食中毒の中でのノロウイルスの割合は1014件中214件で、21%と多くの食中毒を発生させています。(※厚生労働省「食中毒統計資料」にて計算 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html)
あまり知られていませんが、10月ごろから増加し、4月ごろまで発生するため、冬場でないからと言って安心はできません。
◎ノロウイルスの特徴
・細菌と比べて1/30~1/100程度の大きさしかない
・熱や酸に強く、温度が低いほど生存性が高くなり、長期間感染性を維持できる
・10~100個程度の少量のウイルスでも感染する
・感染しても症状が出ない場合があり、本人に自覚がないまま、ウイルスを排出している場合がある
感染経路について
上記の特徴で、ノロウイルスがいかに感染しやすく厄介であるかが分かるかと思います。
それではどのような感染経路があり、その対策はどうすれば良いのでしょうか。
1.接触感染
ドアノブや電気のスイッチなど、ウイルスが付着した部分を触ると、指や手にウイルスが移り、口から入って感染します。
◎対策方法
・十分な手洗いを行う
・人が良く触れる場所をこまめに清掃する
・適切な汚物処理を行う
2.食中毒
食品の調理者の手指にウイルスが付着しており、その手で調理を行うことで食品にウイルスが移り、それを食べることで感染します。
◎対策方法
・十分な加熱をする
ノロウイルスが付着した二枚貝が、生食や調理時の加熱不足によって食中毒を引き起こすことがあります。
ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには85~90℃で90秒以上の加熱が必要です。
・調理者は十分な手洗いと施設内、調理器具の洗浄を行う
・ウイルスの持ち込みを防ぐために、健康チェックを習慣化する
3.飛沫感染
感染者のおう吐や糞便の飛沫が飛び散り、その飛沫が口から入って感染します。
◎対策方法
・適切な汚物処理を行う
ウイルスはおう吐などによって広く飛散するため、広範囲を適切に洗浄する必要があります。
処理者は感染防止にシューズキャップやマスク、長そでのエプロン、二重手袋などを着用しましょう。大量のウイルスを逃がすための換気や、感染拡大防止のため汚物に人を近づけない工夫も必要です。
消毒液には濃度が1000~5000pmの次亜塩素酸ナトリウムを用意し、十分に消毒しましょう。
・十分な手洗いを行う
4.塵埃感染
感染者のおう吐物や糞便の処理が不十分なため、それらが乾燥し、ほこりとなって空気中を漂い、ウイルスが口から入り感染します。
◎対策方法
・適切な汚物処理を行う
・汚物処理後に汚染された場所にはしばらく人が近づかないようにする
・汚物処理後も消毒を継続して行う
・汚物処理時に使用した道具は使い捨てにするか、消毒を行いウイルスが付いたままにしない。
まとめ
ノロウイルスは少量のウイルスでも発症します。適切な手洗いや、感染者への対応をすることで、二次感染の確率は大幅に減らすことができます。
汚物の処理や手洗いが不十分であると、ドアノブなどの人の手に触れやすい場所にウイルスが付着し、気づかないうちに感染しやすい環境になってしまいます。
感染を防ぐために、一人一人がノロウイルスに対する知識を持ち、対策ができるとよいですね!
参考
多様な感染経路|株式会社サラヤ http://pro.saraya.com/sanitation/noro/keiro/
知っておくべき特徴|株式会社サラヤ http://pro.saraya.com/sanitation/noro/tokucho/index.html