新年あけましておめでとうございます!エクシールの今井です(^_^)
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整理整頓やお金の管理…、面倒ではありますがしっかりと自己管理できるように頑張ります(^O^)!
さて、本日は食品安全マネジメント規格のJFS-Cについてお話していきます!
JFS-Cってどんな規格?
JFS-Cとは日本発の食品安全マネジメント規格です。
一般財団法人 食品安全マネジメント協会(JFSM)が開発しました。
この規格は食品製造現場で働く人に対して要求事項をまとめたものです。
FSSCなどの他の国際的な規格と似ていますが、特徴としては日本の企業文化や食文化になじみやすいように、現場からの改善提案を活用する仕組みを導入することや、食品偽装を防止する対策が含まれています。
JFS-Cは次の3つから構成されています。
- 食品安全マネジメントシステム(一般要求事項、方針、経営者の関与など)
- ハザード制御(HACCP)(7原則12手順)
- 適正製造規範(GMP)(立地、異物混入対策、従業員の衛生及び健康管理など)
対象となるカテゴリーは下記の5つです。
- 腐敗しやすい動物性製品の加工
- 腐敗しやすい植物性製品の加工
- 腐敗しやすい動物性及び植物性製品の加工(混合製品)
- 常温保存製品の加工
- 化学製品(生化学製品を含む)の製造
JFS-C取得の狙いは?
現在、国際的な食品の取引では、素材や原材料のみでなく加工食品の輸出入が増えています。
それに伴って、民間での取引ではGFSIによるベンチマークとして承認を受けた認証制度が利用されるようになりましたが、日本発の認証制度はありませんでした。
そこで日本発の規格としてJFS-C規格が作成されました。
JFS-Cは日本の文化を反映し、海外でも認められる認証制度を日本独自で持つことを目的としています。
上記のようにJFS-Cは3段階の構成から成り立っていますが、一般衛生管理を確立するA規格、HACCPシステムを取り入れるB規格、FSSC22000と同様にGFSIのベンチマーク認証を目指すC規格と段階的に取り組むことによって多くの食品メーカーが国際的に信頼されるレベルまで到達することが出来ます。
JFS-Cは日本の食文化や企業文化の特徴が反映された、国際的にも信頼されるマネジメントシステムなのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
FSSC22000と同様にGFSIのベンチマーク認証を目指す規格が、日本発のものもあるとは驚きでした!
一般衛生管理から国際的な信頼を得るところまで段階的に取り組めるのが良い点ですね。
B規格ではHACCPシステムも導入するので、HACCPの義務化に向けてぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
参考・引用
概要 | JFS-C(食品安全) | ISO認証 | 日本品質保証機構(JQA)https://www.jqa.jp/service_list/management/service/jfs-c/
マネジメントシステム審査登録|JFS-C規格|JMAQA 一般社団法人日本能率協会 審査登録センター|
https://jmaqa.jma.or.jp/service/jfs-e-c.html