あけましておめでとうございます!エクシールの鈴木です。
本年度も「エクシールの工場インフォ」では、工場関係者様に向けた様々な情報を発信していきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします^^
さて、今回の記事では食品工場の床の「すべり止め対策」についてご紹介していきたいと思います。
製造工場の中でも特に食品工場の床は、水で濡れていたり、長靴など滑りやすい靴を着用していたりと、すべって転倒する恐れも多くあります。何も対策されていない床では、思わぬけがや事故の原因が潜んでいるかもしれないのです。
この記事では、「床のすべり止め対策ってどんな種類があるの?」「それぞれの対策の特徴は?」といった疑問を解決する、これからすべり止め対策を検討していく方向けに、4つのすべり止め対策についてまとめてみました。
工場床のすべり止め対策1:滑り止めテープ
まずご紹介するのは、現状の床はそのままにすべり止めテープを張って対策する方法です。
シマ鋼板やタイルの階段、スロープ、水回りなど、ポイントポイントですべり止め対策ができることが特徴です。
テープをはがして貼るだけで対策になる簡易さに加え、カラーバリエーションや、水回り用・屋外用などタイプも豊富なため、現状の床の色や使用するエリアに合わせて選ぶことができます。
問題なのは床全面を施工するわけではないのでどうしても剥がれてきてしまうことですが、水や油がかかる箇所や、通行量が多い場所用に専用の「シール材」もありますので、検討してみるとよいでしょう。
工場床のすべり止め対策2:防滑シート床材
防滑シート床材は、既存の床の上に専用の接着剤で床材を貼る方法です。
工事をする必要がなく、自分たちで施工できるのが特徴で、滑り止め加工の床をお手軽に設置できます。
カーボンランダム骨材が入っているタイプは、体重をかけて踏むことで初めてすべり止め効果が表れます。普段は表面はなめらかで清掃もしやすく、防水効果もあるため、厨房や廊下、トイレの床などに適しています。
普通の壁紙のように、カラーや柄が選べるのもうれしいポイントです。
工場床のすべり止め対策3:塗り床材(下地補修)
新しく作る工場の床をあらかじめすべり止め対策したい、または対策を行いたい床面が割れていたり欠けていたりと補修が必要な場合、下地補修も同時にできる塗り床タイプがお勧めです。
工事が必要のため、施工中はその場所が使えなくなるというデメリットはありますが、工事時間が短いタイプもあり、会社が終わってから施工し、翌日から使えるようなものを選べば、業務やサービスを中断する時間を最低限に抑えることができます。
床そのものを防滑性のある素材で塗り固めるので、強度が高く、重量のある台車や車などにも耐えられることが特徴です。
工場床のすべり止め対策4:コーティング加工
今ある床そのものに防滑性を持たせたい場合、滑り止め効果のあるコーティング剤を塗布するという方法もあります。
クリア素材のコーティング剤にすれば元々の床の色はそのままに、表面にすべり止めの効果を持たせることができます。
また、細かい場所への施工や、カラー塗装(塗りなおし)などと合わせて対応できるのも魅力の一つです。
まとめ
いかがでしたか?
工場内での転倒は思わぬ事故やけがにつながるため、特にすべりやすい場所で作業を行う必要がある場合にはすべり止めの対策は必須です。
施工スペースに合わせた対策方法で、安全な職場づくりを行っていきましょう。
また、その際には掃除のしやすさやごみのたまりにくさ、抗菌作用も頭に入れて床選びをするなど、衛生管理の観点も忘れないでくださいね!
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