こんにちは!エクシールの清水です。
先日、奥飛騨にある平湯温泉に行ってきました。今年は暖冬だったので会社のある美濃市では雪を見ることがほとんどなかったのですが、平湯あたりでは今も雪が降っていて雪見風呂に入ることができました!また高山の地酒も飲みましたがとってもおいしかったです(^^♪
さて今回のテーマは【清掃用具】についてです。清掃用具は清掃をより効果的にするために必要な道具です。種類もたくさんありますのでどんな場所にどんな道具が適しているのか、また管理方法はどうしていくべきかについて本記事で紹介していきます。早速見ていきましょう!
※2018年10月10日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。
食品工場での清掃用具の選び方
ブラシやバケツ、モップや雑巾など、必要な道具は各環境によります。
◇スポンジ・タワシ
└耐久性に優れた不織布製にする(→ちぎれカスが出にくい)
└抗菌加工が施されているものにする(→菌の繁殖を防ぐ)
└水切れが良いものにする(→乾燥しやすい)
◇ブラシ
└HACCP対応の毛が抜けにくい構造を選ぶ
◇モップ・バケツなど
└割れにくい素材を選択する
また、清掃道具は清掃するエリアや用途で使い分けましょう。汚染エリアを清掃したモップで清潔エリアを掃除すると、二次汚染につながります。
各用途・エリアで色を分けて清掃用具を使用すると一目で分かるので、道具を揃える際のポイントにしてみてくださいね!
清掃用具の管理方法
清掃用具も清潔にしておかなければ、次に使う際に二次汚染を引き起こす可能性があります。そのため、清掃道具を各エリアで保管するにはそれぞれに保管場所が必要です。保管方法を間違えると菌が繁殖する原因になります。
保管場所を含めてどのように管理していけばよいかをポイントでまとめました。
◆置き場所を決める
モップ1本から洗剤まで、置き場所を決めましょう。
置き場所を決めることによって用具を紛失した時にすぐに気が付くことができます。また、置き場所に道具の名前を書き込み、その場所に道具がどれだけないといけないのかを明記しておくことで、片付ける場所の認識を社内で統一することができます。
◇湿っている場所はNG
・ロッカー内では完全に乾燥しない場合があるのでオープンな場所に置く。
・モップやブラシは地面につくとその部分が湿ってしまうので吊るして保管する。
◆清掃用具を確認する
破損や劣化がないかを確認しましょう。例えば道具が欠けていたりブラシの毛が抜けそうになっていたりすると、その破片や毛が異物混入の原因になることがあります。しっかり確認して、不備がある清掃道具は交換するようにしましょう。
中でもブラシについてですが、前項で毛が抜けにくいものを選ぶことが重要だと記述しましたが、完全に抜け毛をなくすことはできないため、交換時期を明記するとともに、日々のチェックをすることで定期的に交換するようにしましょう。
◆マニュアルをつくる
マニュアルをつくることで、清掃用具をどのように洗浄して保管するのかが誰でもわかるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。いくら清掃して工場内をキレイにしていても、清掃用具から異物や菌が発生して二次汚染が起こってしまっては意味がありません。清掃は「洗浄剤」「水・お湯」「清掃用具」で行います。清掃用具の選定の段階から使用後の管理までを徹底して、より効果的な衛生管理をしていけると良いですね!
参考・引用
食品工場設計時の品質管理|日本のものづくり~品質管理、生産管理、設備保全の解説 匠の知恵 https://takuminotie.com/blog/2016/11/20/post-16227/2/