こんにちは!エクシールの今井です(^_^)
先日はじめて「ネクタリン」というフルーツを食べました。
見た目も味もすももにそっくりでしたが、同じものではないんだとか…。
最近は暑くてさっぱりしたものが食べたくなるので、色々なフルーツを食べてみようと思います!
さて、本日はフードテロを未然に防ぐための対策についてお話していきます。
フードテロとは
フードテロとは従業員や部外者が意図的に商品に異物を混入させ、消費者が殺傷されることです。
針や劇薬など、普通は混入しないものが工場内に持ち込まれ知らないうちに混入・出荷されてしまえば企業生命にかかわります。
まずは簡単に入れてしまったり、紛れ込んでしまうのは何が原因かについて調査することが大切です。
今回は「ユニフォーム」に着目してみましょう。
特に食品工場ではマスクやゴーグル、クリーンウェアで全身がおおわれており、顔がよく見えない場合が多いです。
フードテロを未然に防ぐためにユニフォームの管理を見直してみましょう。
ユニフォームの管理はなぜ大切?
ユニフォームは個人衛生を行うための必須アイテムです。
ポケットがないものを採用して余計なものを持ち込めないようにしたり、異物の混入を防ぐために余計な装飾をなくしたり、マスクやネットで毛髪などの落下を防いでいます。
しかし、これによって従業員の顔はよく見えません。
もし従業員でない人がユニフォームを着用して工場内へ入ったら…と思うと怖くありませんか?
ユニフォームの管理で気を付けること
①ユニフォームはレンタルにする
入社時、従業員にユニフォームを買ってもらう、または従業員の所有物として渡している場合は、要注意です。
退社後もユニフォームを持ち続けていれば、ある日突然工場内に入られて意図的に異物混入をされる可能性もあります。
オークションや転売サイトなどで工場や飲食店のユニフォームが売られていることもあります。
私も某飲食チェーン店でアルバイトをしていた時、制服は自己負担で購入しており、辞めた後の処理に困りました。
そして、従業員で無くしたり、汚れて困っている人がいれば売れるかもと思っていました。
結局汚くて出品しませんでしたが、従業員はそのような危険性は知らないことが多いです。
もし知らないうちに転売されて、よからぬことをたくらんでいる人に購入されてしまえば、フードテロや情報漏えいのリスクが高まります。
従業員が持ち帰れないよう、レンタルユニフォームにすることで、外部からの侵入の危険性が低くなり、プロにメンテナンスをしてもらえるので、衛生面が向上するというメリットもあります。
②ユニフォームには名札を付ける
名札がないと誰が誰なのか分からないという現場も多いと思います。
名札を付けることで、不審な行動をした時にすぐに誰なのかがわかります。
監視カメラに映っていれば証拠になります。
また、ユニフォームが盗まれた場合、名札があれば社内で「この名前のユニフォームは要注意」と共有できるため、他人が着ていたら簡単に見つけることができます。
名前で呼びやすくなることから、コミュニケーションがとりやすいというメリットもあります。
名札は直接ユニフォームに縫われているものにするか、各々のロッカーで保管するようにしましょう。
名札が管理されず、共用スペースに置いてあれば簡単に盗めてしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
ユニフォーム1つでも重大なフードテロにつながる可能性があるということが分かりました。
もしもユニフォームを盗まれたらただちに報告することや、ユニフォームの取り扱いひとつで問題が起こり得ることなどを従業員に伝えましょう。
従業員と日頃からコミュニケーションをとり、ひとりひとりの顔を覚えることもフードテロ対策になります。
ユニフォームのレンタルや名札の導入など、できるところから改善していけるといいですね。
<参考>
図解「なぜ?」「なに?」ナリアと学ぶ食品工場マニュアル|日本食料新聞社 P34-35