こんにちは!エクシールの清水です。
先日、久しぶりに体育館で運動をしました!筋肉痛にはあまりなりませんでしたが、恥ずかしながら膝に大きな痣をつくってしまいました。おそらくとっても楽しくて張り切りすぎたのだと思います(笑)ただ、治りが遅いので今後は注意してやりたいです・・・
さて、今回のテーマは【トイレで行うウイルス対策】についてです。冬はインフルエンザやノロウイルスなど感染症が流行しやすい時期ですね。様々な人が利用するトイレは感染拡大につながる原因のひとつです。トイレでできる対策について早速見ていきましょう。
感染症はヒトからヒトへ感染する
ノロウイルスは食品から感染することが多くあります。(私も過去に牡蠣にあたってノロウイルスに感染しました…)
しかし感染する原因は食品からだけではありません。感染者の排便や嘔吐物などは大量のウイルスが存在しています。どちらも処理をする際に必ず手を使いますよね。このとき使用した「手」が汚染されてしまうのです。
例えば手を洗う時に、自動で水が出るタイプではなく蛇口だった場合、汚染された手で蛇口をひねるので、まず蛇口がウイルスで汚染されてしまいます。せっかく洗ったのに、洗い終わった後にまた触ってしまったら意味がありませんよね。そしてその手で入り口のドアノブを触ったら・・・どんどん汚染場所が拡大してしまいます。
最終的にそのドアノブを別の人が触ることで、その別の人へ汚染が拡大してしまうのです。これがヒトからヒトへ感染するということです。
ヒトからヒトへの感染を防ぐ方法
ではトイレでの感染を拡大しないために一体何ができるでしょうか。
① 作業着のままトイレへ行かない
作業着のままトイレへ行くと、水洗時に跳ねた水が作業着に付いて作業着が汚染される可能性があります。その汚染された作業着で製造現場へ戻ってしまうと、現場内でウイルスが蔓延する可能性があります。
トイレへ行く際は着替えてから行くということを徹底しましょう。
② フタをしてから水を流す
フタを開けたまま水洗すると、便座や床に水が跳ねる可能性があります。またおしり洗浄機(ウォシュレット)の水圧が強いと、排泄物の粒子や水が跳ねる可能性があります。
必ずフタをしてから水洗するようにしましょう。
③ 肘で押せるボタンやノブにする
洗っていない状態の手で水洗のノブを触ったり扉の鍵を開けると、そこから汚染が広がっていきます。手を使用しなくても肘でドアを開閉出来たり、水が出せたりできる仕組みにすると、汚染を最小限にすることができます。
✅ 難しい場合は…
「肘で押せるようなボタンにするには工事が必要…」という企業もあるかと思います。そんな時はなるべく多数が接触しそうな場所では、直接手で触れるのではなく紙を挟んで操作するなどの工夫ができるとよいでしょう。
④ トイレットペーパーの三角折りを禁止する
手を洗っていない状態で三角折りをすると、そのトイレットペーパーが汚染されてしまいます。
次の人が使いやすいようにといった気遣いはよいのですが、汚染拡大の原因となりますのでやらないようにしましょう。
⑤ 日常的に清潔に保つ
トイレの中で最も汚染される場所は便座ですが、それ以外にも床や壁、ドアノブやペーパーホルダーなども汚染されてしまいます。
清掃する際は次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用し、汚染度の低いところから順に清掃するようにしましょう。「清掃によって逆に汚染が広がってしまった・・・」なんてことがないように順番を考えて清掃できると良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。トイレは多数の人が利用し、間接的に感染症が拡大する場所です。自宅でもできる方法がありますので、家でできることは実践して習慣化させ、会社では利用するすべての人が意識して感染症の拡大を予防できると良いですね。
◆参考サイト・出典
https://family.saraya.com/kansen/noro/index.html
https://pro.saraya.com/sanitation/noro/kankyo/
https://www.kenko-kenbi.or.jp/science-center/pathogen/topics-pathogen/8202.html
月間HACCP8月号