こんにちは!エクシール清水です。
先日犬山城へ行ったのですが、週末にもかかわらず人が少なくてびっくりしました。時間帯が早かったためかもしれませんが、コロナウイルスのせいなのか…?と心配になり、着いてすぐにコンビニで残り1個のマスクを購入しました(-_-;)インフルエンザも流行っているのでしっかり予防したいと思います!!!
さて、今回は【手洗い後の乾燥方法】についてです。よくあるペーパータオルとハンドドライヤーですが、実際それぞれにどんなメリットがあるのでしょうか。各特徴を早速確認していきましょう。
手洗い後の乾燥の重要性
石けんと流水によって手洗いをすると、手指に付着した細菌数は1/100まで減少させることができます。しかし、その後の乾燥を怠ると、乾燥した手の100~1000倍の細菌を伝播する可能性があります。もし、濡れた手にウイルスが付着していたら、そのままウイルスが運ばれてしまい、ドアの取っ手や触れた道具から他者へ感染することが十分に考えられますね。
先にも述べましたが、現在ウイルスがとても流行っています。手洗いだけで満足するのではなく、その後の乾燥まで徹底し、細菌・ウイルスの拡散を予防する必要があります。
また濡れたままの状態は手荒れの原因にもなります。手が荒れると、人が元々持っている常在菌(黄色ブドウ球菌)が大量に増える可能性があります。この菌が他者へ移ったり、食品へ移ったりしては大変です。
以上のことから、手洗い後はしっかり乾燥させることが大切だと言えます。
手洗い後の乾燥方法
よく見かけるのは「ペーパータオル」「ハンドドライヤー」でしょうか。たまに共有の布タオルを見かけますが、すすぎ切れていない微生物がいた場合、同じタオルを使用した人に移る可能性があるので、ペーパータオルかハンドドライヤーを使用すると良いでしょう。ではそれぞれについて見ていきます。
① ペーパータオル
◇メリット
ペーパータオルの相場が1パック(中判サイズ・200枚入り)100円台です。1枚に換算すると0.6~0.7円になります。もちろん企業でまとめて購入となれば値引きもあります。そのため導入するためのイニシャルコストを抑えることができるといったメリットがあります。(例:2000円~1万円台)
また素早く手の水分を吸収し、同時に水分中に残った微生物や汚れを取り除くため、衛生面に優れているといったメリットもあります。
◆デメリット
イニシャルコストが安い反面、継続的に使用するとランニングコストがかさむといったデメリットがあります。ほかにも紙ごみが出るので廃棄費用がかかることや、予備ペーパーのストック場所が必要になります。
② ハンドドライヤー
◇メリット
まず紙ごみが出ないので環境に優しいといったメリットがあります。また電気代はかかりますが、ペーパータオルとは異なり、一度の設置で使用し続けられるのでランニングコストがあまりかからないのも特徴です。
◆デメリット
ランニングコストがかからない反面、イニシャルコストは2万円台~20万円程度と非常に高くなります。また停電時には使用できないといったデメリットもあります。
また、前々から言われていますが、ハンドドライヤーは壁などに水しぶきを飛ばしたり、菌を拡散させるリスクがあります。そもそも手洗いをしっかりしていれば、菌の混じった水気を飛ばすといったリスクは無いのですが、食品工場のようなマニュアルで手洗いを徹底している環境でない場合は、手洗いが雑になってしまう恐れがあります。このような場合、交差汚染に注意する必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まずは「水気を乾燥させる」点が重要であることがポイントです。そしてその乾燥方法として挙げた2点はどちらもメリット・デメリットがあるので、使用する環境や使用人数によって使い分けるのが良いのではと思います。
将来的に考えると、どちらもコスト面や機能面で変化していく可能性もありますので、一概にこちらが良いと言うのは難しく、やはり各々が判断する必要があります。また場所によってはペーパータオルもハンドドライヤーも備え付けがないことがあるため、その際はマイタオルを常備しておき、しっかり水気を拭き取ることが大切です。手洗いだけでなく、乾燥までを一つの手洗い工程と捉えていけると良いですね。
◇参考
INFECTION CONTROL 2018 5月号
オフィス用品の教科書
https://www.gizmodo.jp/2018/09/jet-hand-dryers-are-basically-germ-cannons-study-finds.html