こんにちは!エクシールの鈴木です。
数年前から多肉植物を育てているのですが、最近葉挿しに成功しました!
葉っぱの根元にぷつっとできた新しい株がかわいらしくて仕方ありません。
さて、今回の記事では、食品工場や精密部品の製造工場では設置されているところも多い「エアシャワー」の清掃方法や頻度についてご紹介していきたいと思います。
清潔エリアに微物を持ち込まないためにも、是非チェックしていきましょう!
クリーンエリアに直結しているエアシャワーは常に清潔に!
クリーンエリアに直結しているエアシャワーは常に清潔な状態でなければいけませんし、使う側も清潔な状態で使用するべきです。
これはHACCPのゾーニングにも似た考え方になります。実際に、エアシャワーの前に粘着ローラーなどで体をきれいにする工場は多いです。
もちろん、ローラーがけをただやればいいというだけではなく、かけ方や行う時間、ひいては前提として身だしなみや作業着の着用方法などしっかりとルールを決め、従業員全員が守っている必要があります。
また、きれいな状態で使っていてもエアシャワー内では吹き飛ばされた微細なホコリが舞うものなので、少しずつ汚れていきます。
常に清潔な状態で、清潔なエアシャワーを使用するためにも、定期的な清掃が欠かせません。
エアシャワーの清掃の仕方
ここでは、一般的なエアシャワーの保守点検・清掃の仕方についてご紹介していきたいと思います。
メンテナンス方法は使用している機種やメーカーによって異なるため、より詳細な内容はお手持ちの取扱説明書を確認するようにしてください。
本体及び床面の清掃(頻度:毎日~)
エアシャワー内部の床面に溜まったほこりを掃除機で吸い取ります。この時、ホコリを巻き上げないように注意しましょう。
次に、壁面(風吹き出し口付近)を清潔な布で一方向水拭きします。
床・壁共に、特に角部分にはホコリが溜まりやすいため重点的に掃除しましょう。
プレフィルター・ダストパンの清掃(頻度:2週間に1度~)
エアシャワーの電源をOFFにしてから行います。
プレフィルターは空気の吸込口についているフィルターです。
吸込口を取り外してプレフィルターを引き抜き、クリーンルーム用掃除機などで汚れを除去します。
ダストパンの清掃は、グレーチング床を取り外してクリーンルーム用掃除機などで中を掃除し、清潔な布で水拭きをします。
HEPAフィルターの差圧計を点検(頻度:2週間に1度~)
エアシャワーの空気清浄機能を担うHEPAフィルターは粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有していますが、使用するうちに目詰まりを起こし、効果が落ちてしまいます。
HEPAフィルターの目詰まりをチェックする差圧計がついている場合には、定期的にメモリをチェックし、交換目安の値(250hP)に達したら新しいフィルターと交換するようにしましょう。
粘着マットの設置でエアシャワー内に塵埃を「持ち込まない」
エアシャワーにホコリを持ち込まないために、エアシャワーの入り口に粘着マットを設置する方法もおすすめです。
粘着マットの種類や選び方をまとめた記事もあるので是非こちらもチェックしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
エアシャワーは点検・清掃をしっかりして、清潔に使用していきましょう。
エアシャワーの壁面のホコリ除去に最適な「ダストキャッチャー」もおすすめです。
ダストキャッチャーについてはこちらのページもチェック!
☞水拭きをする壁面用粘着シートはこちら