こんにちは、エクシールの鷲見です。
今回は、窓枠の清掃方法についてお話をしていきます。
細かな隙間に汚れが溜まり異物混入に繋がる可能性のある窓は設計の工夫や日々の清掃が重要です。
食品工場で設置する窓で取り入れたい設計
外とつながる窓は嵌め殺し窓にする
製造現場に繋がる外壁の窓は虫やダストなどの影響をダイレクトに受けてしまうため開閉することはまずありません。
開閉が不要な場所では嵌め殺し窓(FIX窓)にすることで窓のレール部分が無くなるため清掃が楽になります。また、隙間も塞がれるため僅かな隙間から虫やダストが侵入するのを防ぎます。
防虫ネットを取り付ける
開閉可能な窓には防虫ネットを設置します。
メッシュ数が高いものほど虫の侵入を防ぐことが可能です。
万が一の虫の侵入を防ぐために設置するので、基本的に窓は開閉しないようにしましょう。
傾斜をつける
窓枠の下の部分に傾斜をつけてほこりが溜まりにくい構造にする方法もあります。
汚れが蓄積しやすい窓枠とレールの清掃方法
1.湿らせた歯ブラシで汚れを搔き出す
ホウキを用いたり乾燥した状態のものを使用したりすると細かいほこりが舞い上がる恐れがあるため、最初にブラシを湿らせておくことをお勧めします。
2.中性洗剤をスプレーして数分おく
洗剤で汚れを浮かせます。
3.硬く絞った雑巾で汚れと水分を拭き取る
窓枠の清掃を行った後はスプレーした中性洗剤が周辺に付着している可能性があるため、サッシの枠、レールの汚れを取った後にガラス周辺の壁や床を清掃します。
見落としがちな窓枠やレールは汚れが溜まりやすく、一見綺麗に見えても拭き取ってみると細かいほこりがたくさん付着していることがあります。
少なくとも週に1回は清掃しましょう。
まとめ
今回は異物の混入を防ぐのに効果的な窓の設計、清潔に保つ清掃方法についてお話いたしました。
私自身、窓清掃は社内の環境整備のルーティンとして行っているのですが、レール部分や枠部分はすぐに汚れが溜まってしまうため、特に注意が必要な場所だと実感しています。
異物混入の原因となってしまわないように、汚れやすい隙間部分は設計の見直しや毎日の清掃を丁寧に行うことが大切ですね。
〈参考〉
戸倉商事株式会社:http://www.tokura-shoji.co.jp/
ガラス110番:https://www.garasu-rits.jp/
フーズデザイン:https://sites.google.com/a/foodesign.net/foodesign/