公開日: 2021年1月18日

ステンレス素材の腐食対策!

鷲見まいか
  • シェア
  • twitter

こんにちは、エクシールの鷲見です。

今回は、ステンレス素材の腐食を防ぐ方法についてお話していきます。
ステンレスは耐久性に優れ、錆びにくいことから幅広く使われています。
しかし、管理の仕方によっては腐食することがあるので、長く使用するために気を付ける必要があります。

ステンレスが腐食してしまうのはなぜ?

塩化物の付着による錆

ステンレスは比較的塩分の影響を受けにくい材質ですが、塩分が付着した状態で放置をすると錆びてしまいます。素手で作業をする場合や、塩分濃度が高いものを保管する際には注意が必要です。

他の金属からのもらい錆

錆びている金属材質とステンレスが触れることによって、錆がこびりつくことがあります。

水分や付着物による錆

粉末や食品残さ、水分が付着している状態でそのままにしておくと錆びていきます。縁や持ち手の接着部分などの汚れが蓄積しやすい場所から発生する場合が多いです。

ステンレスを長く使用するための対策

ステンレスの腐食を防ぎ長く使用するためには、付着物をそのままにしておかないことが重要です。

丁寧に洗浄をし、洗浄後はすぐに乾燥させる

隙間や縁などの汚れが溜まりやすい部分は特に意識し、丁寧に汚れを洗い落としましょう。
水分も錆の原因となるため洗浄後はクロスなどで拭き取ります。

また、ステンレス製の製造機械などは、泡洗浄を取り入れると傷をつけず細部の汚れまで除去できます。定期的に点検も行い、部品同士の隙間やねじのゆるみなどに汚れが入り込んでいないかを確認しましょう。

他の材質と重ねて保管しない

前項でお話したように、ステンレスはもらい錆を起こすことがあります。
他の金属材質が接触した状態での保管は避けましょう。

ステンレスに錆が発生したときの注意点

ステンレスに付着した錆を取る際は、クレンザーやメラニンスポンジといった表面を傷つけるものの使用を避けます。こすって傷がつくと、鉄粉が付着しやすくなりかえって腐食を進めてしまうことがあります。こすり洗いにはクロスやスポンジなど傷がつきにくいものを用いましょう。

中性洗剤で錆を落とすことができない場合は、専用のステンレス用洗剤を説明書に沿って使用してください。

まとめ

調理器具から製造機械まで幅広く使用されているステンレスは、異物混入や汚染を嫌う製造現場の強い味方です。衛生的に長く使用をするために、洗浄と保管時の扱いに注意しましょう。

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

鷲見まいか

ウレタンを扱った製品の製造・販売を行う株式会社エクシールで働いています。仕事を通して得た知識や経験を活かして、皆様に有益な情報をお伝えできるよう努めてまいります! 大きなどんぶりサイズの茶わん蒸しを食べることが夢です!
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

カテゴリー

月別アーカイブ