こんにちは!エクシールの清水です。
本日はステップマットの導入をご検討中の方向けに、ステップマットを導入するメリットとデメリットについて、めくるタイプの粘着マットと比較しながらお話いたします!
※この記事は2021年1月19日に公開した記事ですが、リライトに必要な文言等を追記、修正して再度公開しました。
「めくらない粘着マット」ステップマットとは?
ステップマットとは、靴底のゴミ取りマットです。
食品工場や医薬品工場等、毛髪や微細なゴミの混入を嫌う現場では、足元からの異物混入を防ぐためにゴミ取りマットが運用されています。
通常のゴミ取りマットはテープのような粘着材を使用したものが多いですが、ステップマットは「ウレタンゲル」という素材自体の粘着力で靴底の汚れを除去します。
この「ウレタンゲル」を使用するメリットとデメリットについて説明いたします。
粘着紙のマットとステップマットの比較
ステップマットは「ウレタンゲル」という軟質樹脂で作られた粘着マットです。
一般的なめくるタイプの粘着マットは糊などの粘着材が使用されているのですが、両者にどのような特徴があるのかを解説いたします。
除去率について
■ 粘着紙のマット(めくるタイプ)
キッコーマンバイオケミファ製のATP(+AMP)ふき取り検査結果では、約60%の除去率です。
■ ステップマット
同様の検査結果で、90%以上の除去率です。
粘着紙のマットよりも除去率が高いのは、粘着紙が靴底の表面の汚れしか除去できないのに対し、ステップマットはやわらかい樹脂でできているため、踏んだ時に、靴底の細かな溝にまで密着して除去できるからです。
\靴底の細かな凹凸までしっかりフィット/
運用のしやすさについて
■ 粘着紙のマット(めくるタイプ)
何層にもテープが重なっているような構造なので、汚れてもめくるだけできれいな粘着面を使用できて、お手軽です。残りの枚数が表示してある機能付きのものもあり、発注や入れ替えのタイミングが分かりやすく運用もしやすいです。
デメリットとしてはゴミが出ることや、めくる際にゴミが再飛散する可能性があることです。
■ ステップマット
汚れたら水拭き清掃をすることで汚れが落ち、乾いたら繰り返し使用できます。めくる作業がないため、ほこりが再飛散する心配がありません。また、ゴミが出ずに環境にやさしく、何度も繰り返し使用できるため、SDGsに貢献する点もポイントです。
デメリットは粘着紙のマットよりも掃除の手間がかかることです。
\水拭きで汚れが落ちる/
コストについて(一般的な900×600mmのサイズで比較)
■ 粘着紙のマット(めくるタイプ)
30枚つづりで1セット3,000円程度です。
■ ステップマット
1枚34,100円(税込)です。
ステップマットは粘着紙のマットに比べて約10倍高く、粘着紙のマットのほうが手を出しやすい価格ですが、ステップマットは1枚で2~3年使用が可能なため、低ランニングコストで運用できます。
粘着紙のマットを1日2回めくった場合、年間で72,000円かかるため、使用頻度によってはステップマットのほうがお得です。工場での使用頻度に合わせて検討してみてくださいね。
粘着紙のマットとステップマットの比較
上記の情報をまとめると、それぞれのメリット・デメリットは以下のようになります。
■ 粘着紙のマット
メリット
- 運用が簡単
- 交換のタイミングが分かりやすい
- 1つ当たりの価格が安価
デメリット
- 除去率がステップマットに比べて低い
- めくった際に紙ゴミが出る
- 定期的な購入が必要なため、ランニングコストがかかる
■ ステップマット
メリット
- 90%以上の高除去率
- 低ランニングコスト(目安は2~3年に1度買替)
- ほこりが再飛散しない
- 環境にやさしい
デメリット
- 清掃の手間がある
- 粘着紙のマットに比べて単価が高値
- 交換時期を覚えておく必要がある
まとめ
いかがでしたか?
上記の情報はステップマットについて、ご検討の際にお役立てください。設置場所についてや清掃頻度等、ご不明点があれば下記までお気軽にお問い合わせくださいね。自社にはどちらが合っているのか、ぜひご検討ください!
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