こんにちは、エクシールの今井です。
新年あけましておめでとうございます。
今年のお正月は雪が降りとても寒かったですね❄
まだまだ寒い日が続くようなので体調管理をしっかりしていきたいと思います!!
本年もよろしくお願いいたします!!
さて、フェイルセーフ、フールプルーフという言葉を聞いたことがありますか?
どちらもヒューマンエラーを防止するための重要な概念です。
違いがわからない、ヒューマンエラーを防ぎたい!という方は是非目を通してみてくださいね!
※本記事は2018年10月31日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。
フェイルセーフとは?
工場で使用している機械やシステムに故障やエラーが発生しても危険な方向にいかないよう、安全を確保する工夫をすることです。
フェイルセーフのフェイル(fail)の意味は、「失敗する」「しくじる」などです。つまり、失敗することを想定しても安全を確保できるように設計、計画することがフェイルセーフということです。
例えば、列車やバスでドアが閉まる時、付近に人がいると、挟まれないようにドアの動きが停止しますよね。
このような工夫をフェイルセーフといいます。
工場では機械を誤って操作した時に自動的に動きを停止するようになっていたり、停電しても自家発電で電気が止まらないようにするものがあります。
フールプルーフとは?
人がミスをしようとしてもできないようにする工夫のことです。
フェイルセーフが、ミスをしても安全な方向へ動作するのに対し、フールプルーフは誰が扱っても安全で、そもそもミスができないようにする仕組みのことを言います。
例えば、自動車はブレーキを踏んだ状態でないとエンジンがかけられないなどの仕組みがこれに当たります。
工場では、プレス機を動かすボタンが両手押しになっており、そもそも手が挟まれないようになっているものなどがあるようです。
まとめ
フェイルセーフとフールプルーフは似た思想ですが、考え方は全く異なるものです。
「ミスや故障は必ず起こるもの」という考え方がフェイルセーフ、「そもそもそのようなミスや故障が起こらないようにしよう」という考え方がフールプルーフです。
このようなシステムが構築されていれば安心ですが、機械を操作する従業員たちへの注意喚起を怠ってはいけません。
そのようなシステムがあっても誤作動がおこるかもしれないということを念頭に置いて、実際に事故が起こってしまったらどのように対処するかを事前に共有し、そのような事態になった時に対応が遅れないようにすることで、より安心して労働災害を防ぐことができるでしょう。
<参考>
エラープルーフ化の設計・計画と安全管理の例|レジリエントメディカル
https://resilient-medical.com/medical-safety/error-proof