公開日: 2021年6月24日 - 最終更新日: 2022年12月22日

エシカルフードとは?

藤吉きらら
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こんにちは!エクシールの藤吉です

さて、本日はエシカルフードについてお話していきます。

※本記事は、2019年9月25日に公開した記事ですが、リライトに必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。

食品ロスに注目が集まっている現在、よく耳にする言葉の一つに「エシカルフード」というものがあります。

エシカルとは

エシカルとは、自然や動物、人間が互いを尊重して共存していく世界を目指す考え方です。

現代は、農薬や排気ガス、食品ロス、プラスチックごみ問題などが問題視されていますが、これらの問題は「自分さえよければいい」という考え方から陥った状況であり、自然や動物のことを考えていません。

エシカルでは、必要以上に作物を作ったり、動物を殺さないことで、食品ロスなどの無駄を減らしたり、平等な取引をすることで、発展途上国の貧困を改善するなどさまざまな活動があります。
前回の記事でも述べた公正な取引である「フェアトレード」も途上国の貧困や環境破壊を改善するエシカルな考え方です。
大きな問題なのでかかわるのが難しそうな一方で、農薬を使わない「オーガニック」で自然破壊削減に貢献できるなど、窓口が多数あるため、個人でも簡単に取り入れられます。

 

 

なぜ今エシカルフードが注目されているのか

今エシカルな考え方やモノが注目されているのには、上記のような環境破壊や貧困などの世界的な問題だけでなく、身近な部分の問題にあると思います。

日本では食品偽装など、消費者が製造者に対して不信感を抱く事件が多くありましたし、近年では健康志向の人々が増え、店頭に並ぶ食品も「無添加」や「農薬不使用」などの文字が目立つようになりました。コンビニでも、ナチュラルなものを専門的に取り扱うところがありますね。

私たちの身近なものでいうと、農薬・添加物を使用していない食品や地元で育てている野菜なども「エシカルフード」といえるそうです。

博報堂生活総合研究所が調査した、「生活者にきいた“2019年 生活気分”」では、来年始めたいこと、やめたいことについて調査しており、「始めたいこと」では「運動・体操・筋トレ」が1位にランクインしており、逆に「やめたいこと」には「食べ過ぎ・飲みすぎ」、「お菓子・甘いもの」「不規則な生活」など、健康に関する項目が多数ランクインしています。

国が認めた安全なものしか使用されない添加物ですが、ナチュラルなイメージがより強い添加物不使用なものを選ぶ人が増えているのかもしれませんね。

そこで、できる限り自然な状態の食べ物を適正な価格で求めるように変化し、それが結果的にエシカルな考え方に繋がったのではないでしょうか。

 

 

企業がエシカルな考え方を取り入れるメリット

エシカルな考え方を取り入れるか否かは、消費者のニーズを考えてみるとわかりやすいです。

例えば、農薬不使用や無添加を求めている人はどんな人か、フェアトレードやプラスチックごみ問題を真剣に考える人はどんな人か考えたときに、上記のような自らの健康に気を遣う人がイメージされるのではないでしょうか。

博報堂生活総合研究所の調査では、男性よりも女性のほうが健康志向が高い傾向にあります。
これは、男性と比べて美容やダイエット、親の介護などを通じて、より健康に対する意識が高いからだと考えられます。

健康志向の女性をターゲットにした商品を多く売り出している企業であれば、エシカルな考え方(フェアトレードやプラスチックのストローや容器の廃止、オーガニックなど)を取り入れることで、よりナチュラルで信頼できる印象がブランドイメージとして構築されていくのではないでしょうか。

私たちができること

エシカルフードの選び方

  • 農作物は、オーガニック、地産地消の選択を基本に
  • タンパク源は、遺伝子組み換えではない大豆など豆製品やナッツ類を増やす
  • 穀物は、小麦や白米より穀物を増やす
  • 乳製品はアーモンドミルクなど代替ミルクに
  • ジビエやグラスフィットビーフ、大豆ミートなどプラントベースを上手に取り入れる
  • コーヒーやチョコレートは、フェアトレードのもの

生産・栽培方法などの知識がないわたしたちは、企業や農家の方々に頼っていくことしかできないですが、生活をしている中での選択は一人一人が実践することができます。
エシカルフードは、人にも地球環境にも良い影響を与えてくれています。
消費者のわたしたちも、できる事があるので積極的に行っていけたらいいですね。

 

まとめ

いかがでしたか。
一般消費者の健康に対する意識が高まっている今だからこそ、エシカルな考え方を取り入れることで、地球の環境を保護するだけでなく、ブランドイメージが明確化され、よりターゲットの手に取ってもらえるような商品になるかもしれません。
ぜひ、自社工場でできることはないか、考えてみてくださいね。

 

<参考>

生活者にきいた”2019年 生活気分”|博報堂生活総合研究所
https://seikatsusoken.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/seikatsukibun2019.pdf

地球と体にやさしい「エシカルフード」

https://note.com/slife_ifwill/n/na8f36a52a4f8

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藤吉きらら

ウレタンゲルという柔らかい素材を活かした商品を開発している株式会社エクシールに勤めています。仕事をしていく上で、挨拶・笑顔は大切だと思います。日常生活で心掛けていきたいです。抹茶のお菓子だいすきです!!
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