公開日: 2019年12月10日

食品工場の人手不足に朗報?!ロボット活用による自動化が今アツい!!

今井みやの
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こんにちは!エクシールの今井です(^^♪
掃除が苦手だった私ですが、部屋にできるだけ物を置かないようにしたら掃除がしやすくてハードルが下がりました(^^)

エクシールでは日課として毎朝清掃の時間があるので、その知識も役に立っている気がします!

さて、AI技術が発達した今、ロボットによる食品製造が注目されています。
ロボットと聞くと、操作が難しそうというイメージがあるかもしれませんね。
どのようなロボットがこれからの食品業界に導入されていくのか見ていきましょう。

 

食品業界とロボット技術の融合のメリット

食品業界から消えない悩みとして「人手不足」があります。

その背景には、和菓子メーカーでは餡子を練る工程が非常に暑い、総菜メーカーでは油跳ねによるやけどが多い、作業自体が立ちっぱなしできつい、汚いなどの職場環境に対する負のイメージがあります。

これらを解決するのがロボットの導入です。

AI技術の進化によって、今、食品工場へのロボットの導入が注目されています。

暑さや寒さ、肉体的な厳しさに左右されることなく、正確な作業を行ってくれるロボットであれば、作業効率も上がり異物混入の可能性も減ります。

企業側へのメリットが多く、工場の自動化を検討している工場は多くなっています。

どのようなロボットが実際に作られているのか、見てみましょう。

 

食品産業専用ロボットでできること

この記事は、「【2019最新】食品業界のロボット活用法」https://www.sbbit.jp/article/cont1/36723 を参考にして、今食品産業でできることについてお話していきます。

食品工場では、日によって内容が変わったり、工場によって生産量の規模が違うことから、全体を自動化するということは困難です。

よって、開発されているロボットは、全体を賄うというものではなく、人と協働して作業するものが多くあります。

 

 

モノを掴んで移動させる

出来上がった食品を掴んで、食品クレートや容器の中や外へ移動させたり、コンベアに流れてきた袋麺に調味料袋をのせる、食器やトレーを掴んで移動させるなど、様々な部分で応用ができる技術です。

参考サイトには、それぞれ形が違う唐揚げや、プチトマトも、ロボットが画像認識をして、食品をトングでつかんで移動するということが可能になっているほか、コンビニのホットスナックのピックアップから、揚げる工程、保温ケースに入れる工程、そして提供までを自動化できるロボットが紹介されています。

しかし、現在はまだ課題が多いため、このような種類のロボットは出来上がった食品のパッケージングや段ボールへの商品の移動などの工程で実用化されているのがほとんどです。

 

 

検査する

不良品を目視検査することも、AIを使ったロボットで賄うことができます。

例えば、画像認識で正常な形よりも大きいもの、小さいものや、変色しているものを検知してはじくというようなものから、魚の小骨や異物を認識して除去するものなど、食品工場で課題となっている問題を解決してくれます。

また、食品加熱後の中心温度の検査を自動化するというロボットもあります。

HACCPの義務化が注目されている今、CCP(重要危機管理点)にもなる加熱検査を自動化することで、より正確に検査・記録ができ、品質向上に役立ちます。

 

 

農作業をする

農業分野でもロボットは活躍しており、果物や野菜の収穫を自動化する動きが進んでいます。

自動で農薬を散布するロボットや、トマトの色や形、場所を特定し、収穫時期を独自で判断して収穫するロボットなどがあります。

また、畑を耕す自動運転のトラクターが開発されたり、CO2濃度や土壌水分のモニタリングをしてくれるAIシステムの開発など高齢化が進む農業の分野での活躍が期待されています。

 

 

 

ロボット導入の課題

上記のように、人の作業を補助する役割で作られているロボットにはまだまだ課題も多くあります。

日によって製造するものが変わったり、毎日違う工程を行うとなると、そのたびにプログラミングをする必要があり、そのような工場では実用的ではありません。

せっかくロボットを導入しても、活用がうまくできないと生産性がかえって下がってしまうケースもまだあるようです。

衛生的で、異物混入の心配がないなど多くのメリットがあるロボットの導入ですが、まだまだ「補助」としての役割が多く、これからの進化に期待が持てます。

 

まとめ

食品業界で慢性的な悩みになる「人手不足」ですが、商品の移り変わりが激しい工場では、人に向いている仕事とロボットに向いている仕事をしっかりと見極めて作業分担する必要があります。

自社工場ではどのような工程で導入できそうですか?

自社にあったロボットをみつけ、生産性の向上や人手不足の解消に役立てていけると良いですね!

 

<参考・引用>

【2019最新】食品業界のロボット活用法
https://www.sbbit.jp/article/cont1/36723 

【農業×AI】農家が抱える課題を解決する農業AIまとめ | AI専門ニュースメディア AINOW
https://ainow.ai/2019/10/10/179565/

タダシ製作所、魚の骨取り除く加工機 | 機械 ニュース | 日刊工業新聞 電子版
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00478135?isReadConfirmed=true

ロボットが食品工場の救世主になれない理由 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
https://toyokeizai.net/articles/-/226498?page=2

食品製造業の生産性向上事例集|農林水産省 食料産業局 食品製造課 株式会社 日本能率協会コンサルティング(JMAC)
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/soumu/attach/pdf/seisansei-7.pdf

 

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ウレタンゲルのやわらかさ・自己粘着性を活かした商品を開発する、株式会社エクシールで働いています。最近では食品工場など製造業に向けた衛生商品を扱うことが多く、「きれいな工場をつくるお手伝い」をさせていただくため奮闘中!ウレタン製の衛生グッズを紹介する衛生管理アドバイザーとして、お役にたてる情報を発信できるよう、頑張ります。好きな食べ物はトーストです。
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