こんにちは!エクシールの今井です!
皆さんお盆期間はどのように過ごされましたか?
私は家で映画鑑賞をしていました?
夏になるとホラー映画を観たくなるのですが、最近テレビでそういう番組はやらなくなってしまい少し寂しいです?
さて、コールドチェーンという言葉はご存知でしょうか?
本日は生鮮食品や冷凍食品の物流手段である「コールドチェーン」についてお話していきます。
コールドチェーンとは
コールドチェーンとは、生鮮食品や冷凍食品、医薬品などを生産地から消費されるまでの様々な過程で一貫して低温を保って流通する仕組みのことです。
このような仕組みがあることによって鮮度や品質を保ったまま、消費者のもとへ商品を届けることができます。
コールドチェーンのメリット
コールドチェーンで食品や医薬品を流通させるメリットは、なんといっても「新鮮な状態を長く保てる」という点にあります。
農家が収穫した野菜をとれたてに近い鮮度でスーパーに並べることができたり、海外などの遠方へ生鮮食品を輸送することができるようになりました。
スーパーに状態の悪い食品が並んでいたら消費者はそれを選ばないですし、輸送途中に腐ってしまえば廃棄せざるを得ません。コールドチェーンでの流通は食品ロスの削減にもつながっているのです。
また、コールドチェーンは食品業界のみならず、医薬品業界でも活躍しています。
血液パックは2~8度を保って管理する必要がありますが、輸送中に8度を超えると廃棄処分する必要があります。
コールドチェーンで流通することによって必要な人に必要な血液が安全な状態で届くようになっています。
コールドチェーンの今後
2018年の年末におせち料理が本来冷凍のところ人為的なミスで冷蔵で運ばれてしまったため、食品が廃棄されてしまうといった事故が起きました。
また、コールドチェーンの流通は、人手が多く必要になるため、人手が足らずに確認がおろそかになったり、コストがかかる、また、中継地での温度管理が曖昧になってしまうといったことが課題となっていました。
しかし、昨今のIoT化によって、業務用冷蔵庫も遠隔で温度を操作したり、温度をモニタリングしてデータ化したり、異常が起きた場合は被害が最小限に済むようにすぐに知らせてくれるなど、より正確に温度管理ができるようになりました。
これらは今までは多くの人手がいないと実現が難しかったことなので、これによって人材を削減でき、記録ミスや温度設定ミスなどの人為的なミスが少なくなり、より管理がしやすくなるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
コールドチェーンでの流通は、生鮮食品や青果だけでなく、血液パックなどの医薬品にも必須とされています。
コールドチェーンによって、新鮮な食品を近くのスーパーで購入でき、輸送中に腐るといったことも少なくなりました。
しかし、今まで主に人が確認作業や温度管理を行っていたため、人為的なミスが発生すると食品や医薬品を廃棄しなければなりませんでした。
これからは業務冷蔵庫・冷凍庫のIoT化によって、より食品ロスが少なく、また人員も削減できることが期待されています。
今年はHACCPが義務化されたこともあり、より安全に食品を製造することができるようになりましたが、輸送の段階でミスが発生してしまうのはもったいないですよね。
ぜひ、輸送時の温度管理方法について検討してみてくださいね。
<参考>
物流方式のひとつであるコールドチェーンってどんな方法? | 物流倉庫プランナーズ ジャーナルオンライン
https://lplanners.jp/blog/coldchain-logi/
【活用事例】物流向け冷蔵庫のIoT化による品質向上 | 物流機器・輸送機器のレンタル | upr
https://www.upr-net.co.jp/case/iot/usecase-14.html