こんにちは、鈴木です!先日、愛知県西尾市に遊びに行ったところ、たまたま産業祭が行われていました。特産品の抹茶無料サービスや、地元でとれたお野菜などの販売も行っていて、たくさんの人でにぎわっており、こちらも元気をもらいました^^
そのあと立ち寄ったカフェでいただいた西尾の抹茶オレも濃厚でおいしかったです~!
さて、今回は製造工場のコストダウンと題しまして、「水道料金」に着目してみたいと思います。
私たちの目指すより良い会社には、「利益を上げる」ことがもちろんですが不可欠です。しかし近年、原材料の価格の上昇や激しい価格競争の中で利益を上げるためには、高い品質を保ったうえでコスト削減を目指していかなければなりません。
この記事では、水道代を削減するポイントと、削減を手伝う制度について、簡単にご紹介していきます。
工場の水道代を削減するための3つの方法
食品工場や製造工場では、製品を作るために毎日たくさんの水を使います。
材料の洗浄や調理、冷却や潤滑、更には工場内の清掃など、その使い道は様々です。
ここではそんな水道代を節約するために見直すべき3つの方法についてご紹介していきます。
1.従業員に節水を呼び掛ける
地味な方法ですが、一定の効果は期待できます。
無駄遣いをしないよう従業員全員が心がけていくことで、水道代だけでなく電気代や事業ごみの削減にも効果が表れます。
他の削減プランを検討するのも大切ですが、それと合わせて社内の意識を高めることも重要だと心に留めましょう。
2.節水用の機器を使う
節水用の水洗トイレやお風呂のシャワーヘッドのように、最近の家電や産業機器などは省エネ使用のものも多くあるため、水回りの機器やパーツを見直すことで水道代が削減できることがあります。
機器の導入に初期費用が発生しますので、切り替えのタイミングや変更後の効果測定などを見て検討するとよいでしょう。
3.ろ過水を使用する
工業用水の余剰分や排水、地下水などを、膜ろ過システムを利用してきれいにし、飲料水や工業用水として再利用する方法です。
ろ過水は公共水道よりも割安で使用できるので、その分のコストダウンが見込めます。工場により効果は異なりますが、10~30%の料金削減になる用です。
また、導入費がかからないシステムを提供している企業もあるので、自社の水道代が占める割合が多い場合は、一度検討してみるとよいでしょう。
水道代のコスト削減に!下水道減免制度について
一般的には、下水道料金は上水道使用水量から計算されています。
しかし、実際に蛇口をひねって出てきたすべての水が下水へ流れていくわけではありません。
製品を製造するうえで蒸発したり、製品に含まれたり、散水したり、側溝へ流れて行ってしまったりと、下水道へ流れていくのは一部であり、消失分が存在します。
この消失分が多い場合、下水道料金を減免することを申請できるのです。
この制度を、「下水道減免制度」と言います。
下水道減免制度は、認定してもらえる条件が市町村により異なるため、お近くの水道局に確認する必要があります。
また、きちんと規定以上の水道水が排出されていないことを計測する必要がありますのでご注意ください。
認定の条件ですが、例えば、名古屋市では認定の適用条件として、下水道へ排出しない水量が使用水量の30%以上の時と定められていますが、東京都では10%と規定されています。
自治体によってかなり異なりますね。
また、認定事例としては、製氷業や飲料製造業など、クーリングタワーの補給水などが記載されています。
各自治体によって基準や申請の方法が異なるので、条件を満たす可能性がある場合は一度各自治体に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
原材料や部品のコストダウンを検討することも大切ですが、電気代や水道代、そしてごみ処理にかかる費用も立派な経費です。
自社に合った方法で経費を削減し、製造コストダウンを目指していきましょう。
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