こんにちは、エクシールの鷲見です。
今回は、動作経済の原則についてご紹介したいと思います。
動作経済の原則とは
動作経済の原則とは疲労を最も少なくし、より効率良く作業を行うために考えられた手法のことです。
以下の4つの基本原則から成ります。
1,動作の数を少なくする
不要な動作を減らしたり、2つ以上の動作を結合することです。
2,両手を同時に行う
左右対称な動作は簡単で体に身につきやすいです。
物をつかんで置く、引っ張る、入れるなど両手が同じように動ける動作をすることで簡単かつテンポよく作業が進められます。
3.動作の距離を短くする
必要なものはすぐ手の届く場所に置いたり、運搬時の移動距離を短くしたりすることで労力や動作に必要な時間を軽減させます。
4.動作を楽にする
作業時の姿勢や作業内容を見直し、動作時に体にかかる負荷を減らします。
この基本原則を基に次項にて、3つの視点から具体的な方法をご説明していきます。
身体使用の原則
・両手は反対、対称方向に同時に動かす
・動作は最低限の動きで行う
作業はできるだけ末梢部位で行うようにしましょう。またムダな手順を省きます。
・体に負担のかかる動きはしない
無理な姿勢や体をひねる動きなどはしないようにします。
・重力や反発力を利用して体を動かす。
重い荷物などを持つときは重心を下げ、体全体で支えるようにして負荷を軽減させましょう
・レーンの流れや各工程のリズムを崩さないように適正なテンポで行う
全体の流れに沿って一定のテンポで動作を行い、工程を止めたりしないように心がけましょう。
場所と配置についての原則
・材料や工具は定位置を決める
使用したものは決まった場所に戻す習慣を決めましょう
・材料や工具は作業順序に合わせて配置する
スムーズに作業できるよう動作の手順通りにものを置きます
・作業者の手が届く範囲でできるだけ近い位置に必要なものを置く
ものを使用する際の作業者の移動距離、動作の回数が最低限となるように心がけます
・作業時の机やいすは作業者の身長に適したものにする
作業者が立っても座ってもスムーズに仕事ができる高さが良いです
機械機器、設計の原則
・機械類を操作するときは足を有効的に使う
足は手よりも力が入りやすいため、力が必要な作業に向いています。また、手が空くため同時に作業も可能になります。
・二つ以上の工具はできるだけ一つに結合させる
工具を取り換える手間を省きます。
・手でものを押さえたり保持したりする動作を減らす
固定具などの道具を用いてできるだけ常に両手が作業を行える状態にしましょう。
まとめ
動作経済の原則において生産効率を上げるというのはただ多くの製品を生産できれば良いのではなく、いかに人への負担を軽減できるかもポイントとなります。
手順を見直したり、必要に応じて道具を活用したりして、ものを置く場所や作業環境、人の動きなど様々な視点から改善を行っていくことが大切ですね。


