こんにちは!エクシールの今井です(^-^)
本日はSDGsの取組の中でも「海の豊かさを守ろう」についてお話していきます!
SDGsについてはコチラ
SDGs「⑭海の豊かさを守ろう」の食品産業視点から見た目標
この目標は海洋・沿岸生態系の保全と持続可能な利用を推進し、海洋汚染を予防するとともに海洋資源の持続可能な利用によって「小さな島で国土が構成される開発途上国」と「開発途上国の中でも特に経済的な発展が遅れている国」の経済的利益を増大させようとするものです。
平成30年度の水産白書によると、過剰に漁獲されている水産資源の割合が33%になっており、世界の資源のうち適正レベルの上限まで漁獲されている状態の資源が60%、適正レベルまで漁獲されておらず生産量を増大させる余地のある資源は7%に留まっています。
また、プラスチックごみの増加により、海が汚れたり鳥がプラスチックを誤食してしまうといった問題も出ています。
この目標を食品産業の視点から見ると…
- 持続して水産資源が確保できるようにする
- プラスチック容器や袋などの使用を削減する
などといった問題を解決しなければなりません。
食品産業の取り組み例
① プラスチック使用量の削減|日本水産株式会社 ( https://nissui.disclosure.site/ja/themes/197#336 )
日本水産株式会社では、プラスチック製容器包装の削減を行っています。
中身のサイズに合った包装サイズにしたり、フィルムやトレーの厚みを抑えたり、パーツ数の削減などに取り組んでします。
独自のエコマーク「みらいの海へ」を商品パッケージに印刷し、購入者が環境に配慮した商品を選択できるようにしています。
プラスチックの使用量を削減したトレーや、PET再生素材を使用したトレーなどに印刷されています。
プラスチック製容器包装の削減重量は2020年度で約33.5トンになっています。
② 使用済み容器包装やペットボトルのキャップのリサイクル|ユニー株式会社 ( https://ppih.co.jp/csr/sustainability/environment/uny_report/2020.pdf )
ユニー株式会社では、2007年からレジ袋の有料化を開始したほか、リサイクルボックスを店舗に設置し、使用済み容器を回収しリサイクルを行っています。
また、回収したペットボトルのキャップはプラスチックの再生企業に売却し、環境への負荷を減らすとともに、NPO「世界の子供にワクチンを日本委員会」に寄付しています。
③ 魚の情報発信サイトでの情報提供|マルハニチロ株式会社 ( https://umito.maruha-nichiro.co.jp/ )
マルハニチロ株式会社では、持続可能な水産資源の調達・利用を推進するとともに、魚の情報発信サイト「umito.」を運営しています。
普段食べている魚がどのような所に生息し、どのように捕獲、流通しているのかなど、国内外にある現場の最前線からネットを通じて紹介しています。
魚に関する様々な角度からの情報提供を通じて海の豊かさを守ろうという目標に貢献しています。
まとめ
いかがでしたか。この目標では海の豊かさを守るために、現在問題となっているプラスチックごみに関する取り組みが多く見られました。
コンビニやスーパーなど様々な業界でレジ袋が有料化したり、紙容器が増えたりと、プラスチック削減に関する意識は年々上がっているように感じます。
プラスチックの削減やリサイクルをできるところから始めてみてはいかがでしょうか。
<参考>
17の目標と食品産業とのつながり:目標14に対する取組:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/goal_14.html#goal_top