公開日: 2021年11月29日 - 最終更新日: 2022年10月20日

なぜなぜ分析とは?|手順と実践のポイントをご紹介!

鷲見まいか
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こんにちは、エクシールの鷲見です。

今回は、トヨタ生産方式を構成する手法の一つであるなぜなぜ分析についてご紹介してまいります。

なぜなぜ分析とは

なぜなぜ分析とは、問題発生時に根本原因を見つけ問題解決と再発防止を図る手法です。

1つ問題には複数の要因が絡み合っています。その中から真の原因にたどり着くために、「なぜその事象が発生したか」という問いかけを複数回繰り返して要因を分析していきます。

<なぜなぜ分析の一例>

なぜなぜ分析実践の手順とポイント

なぜなぜ分析は以下の手順で行いましょう。
複数人で分析を行うことで、多面的に物事をとらえることができます。

1. 解決すべき問題を明確化する

発生した事象を具体的に書き出します。
この時、分析がしやすいように発生時の状況や経緯(いつ・どこで・どんな手順で等)も明らかにしておくとよいでしょう。

■ポイント

・抽象的な表現をしない

 

2. 論理的に「なぜ」を繰り返して原因を追究する

問題に対して「なぜ?」と問いかけ要因を一つずつ明らかにします。
最終的な結論にたどり着くまで、何度も繰り返します。
根本原因は一つとは限りません。複数の可能性が考えられる時は、枝分かれして一つずつ追っていきましょう。

根本原因にたどり着いたら今度は原因から事象へと順に遡り、適切に分析できているかを確認します。
辿る時は接続詞の「だから」つけると、文章の繋がりを判断しやすいです。

■ポイント

主語を明確にする。

・思い込みや推測はせず事実のみを具体的に述べる。

・個人への責任追究(疲れや見落とし等)はしない。

・設備や管理方法など再発防止策が確実に設定できる内容を追究する。

 

3. 対策を立案し実践、評価する

根本原因が特定出来たら、発生を防ぐための対策を立てます。
その後、解決ができるかを実践・評価し、仕組み化していきます。

■ポイント

・改善策は横展開する。

・実践可能な対策を練る。

 

まとめ

今回は、なぜなぜ分析の手順と実践時のポイントについてご説明しました。

なぜなぜ分析の実践時は、事象や原因は具体的かつ事実のみを挙げること、原因追究は人のミスではなく仕組みに着目することが特に大切です。

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鷲見まいか

ウレタンを扱った製品の製造・販売を行う株式会社エクシールで働いています。仕事を通して得た知識や経験を活かして、皆様に有益な情報をお伝えできるよう努めてまいります! 大きなどんぶりサイズの茶わん蒸しを食べることが夢です!
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