公開日: 2017年12月10日 - 最終更新日: 2022年8月18日

一目でわかる!ウレタン塗料のメリット・デメリット

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こんにちは!エクシールの清水です。
先日大好きな温泉に行ってきました。岐阜の平湯温泉はすでに雪景色。今年初の雪見風呂は格別でした!!

 

さて、外壁塗装において代表的なウレタン。
他にも様々な種類の塗料があるけれどウレタン塗料の特徴とは?メリットとデメリットからお手持ちの素材に合うかどうかをしっかり見極めましょう。

ウレタン塗料とは、ウレタン系樹脂を主成分とする塗料全般を指します。
(ポリオールとイソシアネート化合物を反応させて、ウレタン結合をさせた高分子化合物)

メリット

ウレタン塗料でのメリットは以下が挙げられます。

  • 塗膜に光沢があり、高級感のある仕上がりになる。
  • やわらかく素材への密着性が高いため、木材などにも使用できる。
    (ちなみにシリコン塗料では木部に塗ることは難しい)
  • 弾性があり、ヒビが発生しやすい外壁にも使用できる。
  • 2液型のウレタン塗料の場合、硬化剤の比率や種類によって様々な作用(塗膜の硬さに幅をもたせる・低汚染効果を発揮する塗膜にする・弾性塗料にする等)を発揮する。
  • 普及品のシリコン塗料と比較して価格が安い。
  • 耐水性、耐薬性に優れている。

高級感のある仕上がりや様々な素材との相性の良さが大きなポイントですね。

 

デメリット

ウレタン塗料でのデメリットは以下が挙げられます。

  • 耐久年数は8年前後でシリコン塗料と比較して短い。
  • 紫外線に弱いため、黄変しやすい。
  • 配合成分(イソシアネート)に強い毒性がある。
  • 光沢保持率がシリコン塗料より低い。
  • 防汚性に劣る。

残念ながら長期的な使用を考えると、シリコンと比較した際に劣る部分が多いようです。

 

塗料以外にウレタンが使われる場所

今回塗料をテーマとしてウレタン樹脂を取り上げましたが、やわらかさのメリットを生かして塗料以外にも使用されることがあります。例えば「防振・緩衝材」に使用することで、振動や衝撃をおさえることができます。

 

まとめ

ウレタン塗料は他の塗料と比較すると劣る点もありますが、安く購入できる点や、木材に使用できる点は大きなポイントです。また耐久性に劣るウレタンですが、こまめに塗装する場合は価格が安く扱いやすいウレタン塗料がお勧めです。本記事のメリット・デメリットを見て、お手持ちの素材や今後の計画から合う塗料を選んでみてくださいね。

 

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ウレタンゲルというやわらかな素材を扱った工場向けの商品を製造・開発する、株式会社エクシールに勤めています。海外向けのサイトを担当しており、国内外の製造者の方々へ新商品の紹介やご提案の仕事をしています。工場で働く皆様へ衛生管理の考え方や最新の情報を記事にしていきます!私ごとですが寒い時期の温泉がだいすきです。
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