公開日: 2017年12月24日 - 最終更新日: 2022年8月18日

徹底比較!ウレタン塗装とシリコン塗装の違いとは?

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こんにちは!エクシールの清水です。

本日はクリスマス。イルミネーションが街のあちこちに広がり、とってもキレイです。最近では家に電球をつけたり、窓にシートを貼り付けたりと個人でも自宅に装飾をする人が増えたように感じます。
DIYが流行る世の中、使いやすくて見た目も満足できるツールを選びたいですね。

 

さて、外壁塗装をする際にウレタン塗料とシリコン塗料を目にすることが多いと思います。「こんな時はどちらを使えばよいのだろう…」と悩むことはありませんか?失敗なく塗装するために、それぞれのポイントをわかりやすくおさえましょう。

 

 

ウレタン塗料の特徴

ウレタン塗料とは、ウレタン系樹脂を主成分とする塗料全般を指します。
(ポリオールとイソシアネート化合物を反応させて、ウレタン結合をさせた高分子化合物)

①メリット

ウレタン塗料でのメリットは、塗膜に光沢があり高級感のある仕上がりになることや、弾性があってやわらかいので様々な素材との相性が良い点が大きなポイントです。また耐水性や耐薬性にも優れています。価格面でも他と比較して安いので、購入しやすい塗料となっています。

②デメリット

ウレタン塗料でのデメリットは長期的な使用には向いていないという点です。紫外線に強くないため、経年劣化で黄変しやすくなっています。防汚性に劣る点も、長期的な使用を考えると使いづらいでしょう。また配合成分(イソシアネート)に毒性があるので、使用の際は十分に注意する必要があります。必ず換気をしましょう。

 

▼ウレタン塗料に関する詳しいブログ記事はこちら
一目でわかる!ウレタン塗料のメリット・デメリット

 

シリコン塗料の特徴

①メリット

シリコン塗料は単体の価格ではウレタン塗料と比較して高いですが、耐久年数の長さから費用対効果の高さがうかがえます。また、防汚性が高い点、紫外線や約300℃の熱に耐えられるという点は、影響を受けやすい外部の塗装に適していると言えます。

②デメリット

シリコン塗料は粘度の低さから顔料が沈殿しやすく頻繁に撹拌をしなければならない点や、重ね塗りが難しいなどの点からDIYには不向きであると言えます。また弾性が低く、建物に大きな振動(地震など)が加わった際にひび割れが起こりやすいこと、そしてシリコンの含有率によって耐久性や性能が大きく変わるところも注意が必要です。

 

▼シリコン塗料に関する詳しいブログ記事はこちら
一目でわかる!シリコン塗料のメリット・デメリット

 

こんな時はどっちを使う?ウレタンとシリコンの比較

<ウレタン塗料はこんな方におすすめです>

  • とりあえず安くおさえたい!
  • 木材や、ヒビの発生しやすい外壁に使いたい!
  • 広範囲でなく、個人で簡単に塗装したい!

<シリコン塗料はこんな方におすすめです>

  • 塗装後、長期的に塗装を保たせたい!
  • 塗装後の光沢を保持したい!
  • 紫外線や直射日光のあたる箇所に使用したい!

 

いずれの塗料を使用する際も、下塗りをどれだけしっかり行うかによって変わります。日当たりの良し悪しによっては、下塗りだけでなく中塗りや上塗りも回数を重ねることが大切です。(最低3回は塗りましょう。)また、塗る下地に傷がある場合や塗料の吸い込みが激しいと感じる場合には、さらに回数を重ねて塗るようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。どちらにもメリット・デメリットがあるので、使用用途によって使い分けると良いですね。そしてどの塗料を用いる際も下塗りをしっかり行い、美しい仕上がりを目指しましょう。

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ウレタンゲルというやわらかな素材を扱った工場向けの商品を製造・開発する、株式会社エクシールに勤めています。海外向けのサイトを担当しており、国内外の製造者の方々へ新商品の紹介やご提案の仕事をしています。工場で働く皆様へ衛生管理の考え方や最新の情報を記事にしていきます!私ごとですが寒い時期の温泉がだいすきです。
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