こんにちは!最近巷でインフルエンザが流行しています。ただの病気とはいえ症状も重く、感染しやすいですので、工場で働いている方は手洗いうがいなど、特にご注意くださいね。
さて、今回は「振動対策」についての記事を書いていこうと思います。
工場に設置してある機械には、大小さまざまな振動を発生させるものが多く、その振動が問題となることが度起こります。
この記事では、振動により起こりうる問題にどんなものがあるのか、またその解決方法をご紹介していきます。
振動によって引き起こされる問題とは
コンプレッサーや撹拌機械、加熱装置など、起動時に振動を発生させる機械は工場の中にたくさんあります。
では、振動が発生することによって引き起こされる問題はどのようなものがあるのでしょうか。
振動による問題①騒音
振動が音となることで、騒音の問題が起こります。
工場の作業エリア内で騒音が起こると、意思疎通の困難や異変に気付きにくいなどの弊害が起る可能性があります。また、工場近辺の騒音被害にも発展しかねないので、会社として注意が必要です。
その他にも、騒音は作業者のストレスにもつながります。
振動による問題②機械の寿命を縮める
振動している機械と、機械に接している床との間で衝突が起こり、機械の劣化を引き起こす可能性があります。
また、振動によるボルトのゆるみやホコリを舞い上げてしまうことなどによって、故障や異物混入などの問題も考えられます。
振動による問題③精密機器への影響
振動が地面などを伝って伝染し、精密機器などの精度を乱す恐れがあります。
振動している機械だけでなく、他の機器にも影響してくる可能性があるので、振動を起こしている機械だけでなく、精密機器に対する対策も行うと安心ですね。
振動による問題④作業者へのストレス
騒音の項目でも言及しましたが、振動自体も作業者にとって問題となることがあります。
振動による肉体的なストレス、または集中力が落ちるなどの精神的なストレスにもつながります。
機械による振動問題を解消する防振ダンパーとは
このような振動による問題を解決する方法として、「防振ダンパー」を設置するという手があります。
ダンパーとは「減衰機能を持ったもの」のことを言い、防振ダンパーは防振装置を意味します。
ばねを用いたものやゴムなどの樹脂を用いたものがあり、振動や衝撃を吸収することで、騒音をなくしたり、床への振動や床からの振動を軽減させるためのアイテムになります。
ばねや樹脂の柔らかさによって、軽減できる振動の種類が異なりますので、防ぎたい振動の種類に合わせて選んでいくと良いでしょう。
丈夫なウレタン製のゲルダンパーがおすすめ!
ウレタンはゴムなどほかの樹脂と比べ、やわらかさの割に破壊されにくい丈夫な特性を持っています。
やわらかいということは、それだけ振動を吸収できるという事。スマホのバイブレーションも、やわらかいカーペットよりも硬い机の上の方が震えますし、振動音も鳴りますよね。
エクシールの「ゲルダンパー」シリーズは、このウレタン素材を利用した防振ダンパーです。
樹脂タイプのダンパーの良い点は、縦の振動に加え横の振動も同じように吸収してくれる点です。
また、4種類の硬度(やわらかさ)のバリエーションがあり、振動の周波数や設置したいものの重量に合わせて選べるのも魅力の一つ!
ただし、難点もあります。
ウレタン素材は熱に弱いので、高温の機器には使えないことと、
そして、やわらかい素材だからこそ、重すぎる機械にはつぶれてしまい効果が少なくなってしまうことです。
現在一番重いものに対応しているタイプで、450kg(一点当たり)のものがありますので、例えば1.5tの装置の場合、4か所で支えるなど、設置の工夫をすることで対応が可能です。
設置は機械と床の間に置くだけ。またはボルトでしっかり固定できるよう、穴の開いたタイプなど、ラインナップは豊富です。
https://www.exseal.jp/products/detail/194
こちらのページの商品詳細エリア下部「商品詳細・特徴」をクリックしても詳しくご覧になれます
まとめ
いかがでしたか?
振動は様々な問題を引き起こします。しっかりと対策をして、ストレスのない工場を作っていきましょう。
また、防振装置を設置の際には、設置したい場所や設置方法などを十分に確認し、機器に合った防振装置を選びましょう。
機器に合わせた最適な防振材の選び方について、以下の記事でまとめてありますので、
こちらも是非チェックしてみてくださいね!