こんにちは!先日大きなサツマイモをいただいたので、フライにしてアイスに添えてみました^^
秋の味覚を存分に味わって大満足な、鈴木です!
この記事では、地震対策ゲルとしても使用されている、強力粘着性の衝撃吸収ゲル「ゲルタック」について、性能や使用例、購入の際のバリエーションなどについて見ていきたいと思います。
ゲルタックはどんな素材?
ゲルタックはウレタン樹脂製の柔らかいゲルシートです。
粘着力が強く、衝撃吸収性も高いことから、テレビなどの家電の転倒防止対策アイテムや、後付けの車載機器の設置部分などに利用されています。
ゲルタックの5つの特性
1.配合により粘着性を高めた強力粘着ゲル
ウレタンという材料はもともと「自己粘着性」という粘着特性を持っていますが、ゲルタックは配合によってそれを何倍にも高めてあり、強力な粘着力を持っています。
その粘着力は市販のクラフトテープを大きく上回り、この粘着性を活かして物体の仮固定に用いられています。
加えて柔らかい樹脂が衝撃を吸収し、地震対策用品などとしても広く利用されています。
2.貼り剥がしができ、糊移りしない
強力な粘着力を持つゲルタックですが、貼り剥がしが可能という点も大きな特徴です。
通常の粘着テープなどは、一度貼ったものを剥がした際に、糊が貼り付け面に移って汚れとして残ってしまうことがしばしばありますが、ゲルタックは粘着が相手材に残らず、きれいに剥がせます。
これはゲルタックの素材自体が持つ粘着特性で吸着しているためで、糊などの粘着剤を一切使用していないからです。
ゲルタックの持つ粘着性は「水」が付くと弱まる性質を持っているため、きれいに剥がしたいときには少量の水を使うことをお勧めします。
ゲルタック製のシートの剥がし方については、以下で詳しくご紹介しているのでこちらも参考にしてみてくださいね!
3.可塑剤を含まず、接触面を汚染しない
柔らかい樹脂には添加されていることの多い可塑剤が、ゲルタックには入っていないこともポイントの一つです。
可塑剤を含まないことで、接触面を汚染する心配なく使用できるため、プラスチックなどに貼り付けることを目的とした際も安心です。
4.水洗いで繰り返し使える
ゲルタックの粘着性は、糊などを使用しているわけではなく素材自体が持っているものとご紹介しました。
この粘着性は「水」が付くと弱くなるため、ホコリやごみがくっついて汚れてしまった場合も、水洗いすることできれいに落とすことが出来ます。
それに加え、ゲルタックの「自己粘着性」は、水で洗ってもなくなるものではありませんので、水洗い後乾けば粘着力が復活し、繰り返し使用することが出来ます。
5.食品衛生法の容器包装規格基準に適合
食品の安全性を取り決める「食品衛生法」の中で、これらの直接食品と触れ合う器具や容器、包装材に対して設けられている基準を満たす製品です。
包装容器の規格基準に関しては別の記事でもまとめてありますので、是非チェックしてみてくださいね。
ゲルタックの製品構造とバリエーション
ゲルタックシートには通常タイプと粘着材付きタイプがあります。
通常タイプはゲルタック樹脂をシート状にしたもので、両面のフィルムを剥がして使用します。
粘着材付きタイプはゲルタック樹脂をシート状にしたものの片面にPET基材が付いており、その上にアクリル系粘着材を貼り合わせています。
そのため、片面は貼り剥がしをする必要がなくしっかり固定したいという場合には、この粘着材付きタイプのゲルタックシートが使いやすいでしょう。
ゲルタックシートは自分でカットして使える大判シート状のものの他に、防災対策や仮固定用途で同じサイズをいくつも使用したい場合に便利な、あらかじめ抜き加工がされているタイプが販売されています。
ゲルタックの耐震試験
ゲルタックシートは、東日本大震災のM9地震波の再現テストを行った結果を確認することが出来ます。
まとめ
いかがでしたか?
ゲルタックシートの使用を検討する際は、是非参考にしてみてくださいね!