こんにちは!エクシールの清水です☻
さて、本日は工場で使える安全標語やスローガンについてお話しようと思います。
工場で勤務している方なら一度は目にしたことがあると思いますが、どんな意図で安全標語やスローガンはあるのでしょうか。意図を理解して効果を感じられる標語やスローガンを作れるようになると良いですね。
※この記事は2018年7月3日に公開した記事ですが、リライトに必要な文言等を追記、修正して再度公開しました。
安全標語やスローガンの意図
安全標語とは、工場内で作業をする人が、事故を起こしたりケガをしないように注意喚起を呼びかけるためのスローガンです。作業員の安全意識を高めるためにとても重要です。
この安全標語はシンプルで覚えやすく、工場の特性に合ったメッセージを伝えることがポイントです。韻を踏んだり、リズムをよくすることで記憶に残りやすく社員一人一人に注意を徹底させることに繋がります。
安全標語をつくるコツ
安全標語をつくる時は、従業員がどのようなことを気を付けるべきか、気を付けてほしいかを明確にしておくと言葉を思いつきやすいです。漠然とそれらしい言葉を考えると、標語自体もふわっとしてしまい、作業員は行動に移しにくいです。
例を見てみましょう。
・チェック箇所 指差し呼称で しっかりと
・水分・塩分 補給ヨシ!
安全標語|(一財)中小建設業特別教育協会 より引用
1つ目の安全標語はどのようにチェックすればよいか、その方法(指差し呼称)までもよくわかる標語ですね。2つ目の安全標語も近年の猛暑では必須の標語です。
どちらの標語も端的で短い文章なのに、何が必要なのかしっかりイメージできることがわかります。安全標語は聞き手が具体的にイメージできることが大切です。
他にはこんな安全標語の例があります。
- あらかじめ 決めて知らせる 合図ヨシ!
- 一本の アースが防ぐ 感電死
- もう一度 初心に戻り 再確認
- あいさつは 安全現場の 第一歩
上記の例文でお分かりの方もいるかと思いますが、安全標語は基本的に俳句や短歌のようなリズムで作られることが多いです。
5・7・5のリズムは頭に入ってきやすく、作りやすいので、まずは5・7・5で作ることをおすすめします。
でも、5・7・5にこだわりすぎて伝えたいことが分かりにくくなるのはNGですよ!
声に出して読んでみることで、語呂の良さや響き具合の確認ができるので、頭に残るような句を目指して頑張りましょう。
スローガンの例
・安全は 急がず焦らず怠らず
・危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全
1つ目のスローガンは、安全のポイントが端的に述べられていてとても分かりやすいです。全ての作業においてこの3つのポイントに気を付けることが大事だということがわかります。
2つ目のスローガンは、「あなたの目」「危険の芽」と韻を踏むことで、リズミカルでキャッチ―になっています。
まとめ
安全標語は、作業員の安全意識や危険予知能力を高めるために有効です。
社内で標語のコンテストを開いたりすると、作業員も自身の習慣を見直したり、改善する機会ができてよいかもしれませんね。
伝えたいことを明確にして、しっかりと意味のある標語を作りましょう。
▽参考サイト
中災防:全国安全週間 全国安全週間の歴代スローガン
安全標語|(一財)中小建設業特別教育協会