公開日: 2018年1月31日 - 最終更新日: 2022年8月10日

ウレタンゲルを劣化させてしまう2つの条件|ウレタン相談室

鈴木ちか
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こんにちは!先日アイシングでキャラクッキーを作ってみました、編集長の鈴木です。

料理に使う調理器具も、長く使わなかったり周りの環境に影響してどんどん劣化していくものですよね。劣化した器具は買い替える必要がありますが、せっかくなら長く使いたい・・・工場などで使っている備品についても同じだと思います。
そこで、今回の記事ではエクシールの取り扱う「ウレタンゲル」製品を長く使うために、劣化を早めてしまう2つの条件について、簡単に触れていこうと思います!

 

・はじめに

以下で紹介する「ウレタンゲル」は、エクシールで取り扱っているウレタン製品全般を指します。他社の製品には必ずしも当てはまらない場合があることを予めご了承くださいね。
「エクシール製軟質ウレタン樹脂」の苦手なもの、といった認識でお願いいたします。

 

・劣化要因:紫外線

軟質ウレタンゲルの苦手なものとして、まず「紫外線」が挙げられます。
真夏の野外にいると日焼けをしてしまうように、そもそも紫外線はものすごい力を持っていて、ウレタンに関わらずほとんどの物質で紫外線による劣化が起こります。
ウレタンゲルも紫外線のもとで放置し続けると劣化が起こりますので、屋内での使用が望ましいでしょう。

 

・劣化要因:熱

ウレタンは熱に弱く、劣化が起こります。
常温で使う分には問題はありませんが、60~80℃以上の場所で使用し続けることはウレタンゲルにとってかなりの負荷になります。
溶けてしまう可能性もあるので、高温になる場所で使用する場合は耐熱ウレタンやシリコンなどの素材をお勧めします。

 

・劣化したらどうなるの?

エクシール製のウレタンは、劣化によって硬くなったりひび割れることはありません。劣化が進行するとやわらかくなっていきます。
この軟化が更に進行すると最悪の場合、溶けてしまうことがあります。

 

・まとめ

いかがでしたか?
ウレタン製品を効果的に使うには、「紫外線の当たる場所」を避けた「常温」の乾いたエリアが適しています。
ウレタンゲルを劣化させる条件をしっかり知って、それを踏まえた設置場所を検討していきましょう。

 

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鈴木ちか

ウレタンの特性を活かし様々な商品を製造・販売している、株式会社エクシールで働いています。最近は食品工場向けの依頼が多く、仕事を通して学んだ製造業のアレコレを記事にしていきたいと思っています。同じ製造業の方が見て何かヒントになるような、そんな記事が描けるよう日々努力していきます!
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