こんにちは!今年も残すところあと4日。皆さんは年末何をして過ごす予定ですか?
私は、今年大きな話題となった、かの有名な推理アニメの最新映画をレンタルして、家族で鑑賞したいと思っています^^
と、いうわけで、私の2018年最後の記事は、12月に入ってからご紹介している「内部監査のススメ」についてのまとめで締めくくろうと思います^^
はじめに
今や大企業だけでなく、中小規模の企業においても「内部監査」は関心の高い項目になってきています。
会社の体制を見直すだけでなく、ISOなどのマネジメントシステム取得においても重要な課題となってくる内部監査。でも、「内部監査は時間も人手もかかってしまって面倒だ・・・」なんて思っていませんか?
実は、この内部監査をないがしろにしてしまうと、会社にとって損しかない、企業の成長に欠かせない本当に重要な役割を持っているんです。
この記事では、そんな「企業・工場を成長させる、本当に重要な内部監査」について、その本質や実践するうえでのポイントなどをもりもりでご紹介していきたいと思います!
内部監査を行う本当の魅力
内部監査は、2006年5月の会社改正法によって「内部統制設備の義務化」が制定されたことから関心が高まってきた、その名の通り社内の人間による監査のことを指します。
また、食品業界や製造業界の工場にも導入が進んでいる「ISO」の定めるマネジメントシステムの取得に際しても、「第一監査」と呼ばれる内部監査機能の確立が定められているため、大手企業だけでなく中小企業にも身近な項目となってきていることは間違いありません。
内部監査を行うことで得られることは、自社のマニュアルがきちんと運用されているか、ルールが守られているかを把握することが挙げられますが、本当の魅力は実はその先にあって、経営者が会社を改善していくうえで必要な、「現行の社内体制の適切性、有効性、妥当性」を判断するヒントを掘り起こしてくることです。
内部監査の力をつけ、うまく活用できれば、会社の改善につながるヒントがたくさん得られる、とても心強い味方になるでしょう。
内部監査の重要性についてはこちらの記事でまとめてありますので、こちらも是非チェックしてみてくださいね。
効果的な内部監査を行うためには?
では、内部監査を効果的に行うために必要なものは何でしょうか。
まず挙げられるのは、「人材の育成」になります。
内部監査を行うには相応の知識と理解が必要です。何のために行うのか、どのような監査を行うと効果的かを理解し、そのテクニックを継承し、ブラッシュアップしていくことが大切です。
そのためにも、新人監査員となる社員の教育には力を入れ、「経験の有無にかかわらず使えるチェックリスト」を作成していくとともに、監査の時には「相手が答えやすい環境」を作って協力してもらう姿勢を見せるなど、内部監査を行う意図を理解したうえで行動していくとよいでしょう。
効果的な内部監査を行うためのポイントなどをまとめた記事はコチラになります。
内部監査を企業の成長に活かしていくには?
「効果的に行った内部監査」を、次は「企業の改善に活かしていくこと」も大変重要です。
つまり、行った内部監査の結果を、会社のトップにわかりやすく理解してもらう、「結果報告」までが内部監査の大切な仕事。そのためにポイントとなってくるのは、現行のマネジメントシステムが「決まりどおり実行されているか」、「それによって効果は出ているのか」、また「現行のシステムは自社にとって妥当か」を、経営者が判断できるような材料を用意することです。
社内の現状を偽りなく把握・報告することと共に、報告を受けた責任者や経営者にそれをしっかり理解してもらい、改善につなげていきやすいような工夫をしていきましょう。
内部監査の報告書のコツをこちらの記事にまとめてみましたので、是非チェックしてみてください。
https://www.urethanegel.jp//blog/環境改善/2045
まとめ
いかがでしたか?
現在の社内のマニュアルがどの程度実行されていて、どんな効果があり、どんな問題があるのか、どんなところが強いのか・弱いのか。
そんな会社の現状を理解できたら、今後会社をどう改善していくべきか、どういう優先順位で行っていくべきか、会社のトップとして確信をもって判断していけそうですよね!
突然内部監査を行ったとしても、うまくいくとは限りません。
内部監査の重要性を会社全体でしっかり理解したうえで、効果的な内部監査ができるような体制づくり・仕組みづくりを行っていきましょう。