こんにちは!エクシールの清水です。
先日、大流行しているインフルエンザに2回かかる人が増えているというニュースを見ました。A型とB型の2種類にかかる可能性があるのは知っていましたが、A型の中でも2種類あり、今年はA型に2回かかる人が多いようです。一度かかると今シーズンは大丈夫かなと思いがちですが、A・B各2種の最大4回かかる人もいるそうなのでしっかり予防していきたいと思います!
さて今回のテーマは【ハラスメント】です。
よく聞くハラスメントだけでなく、実はこんなものまでハラスメントにあたるというのが結構存在しています。本記事ではハラスメントの種類を簡単にまとめていきますので、個々の言動や社内の人間関係を見直すきっかけにしてみてくださいね。
ハラスメントとは
ハラスメントとは様々な場面での嫌がらせやいじめ、人を困らせることを指します。
具体的に他者に対する発言や行動が、相手を「不快にさせる」、尊厳を「傷つける」、「不利益や脅威を与える」などがあります。
代表的なハラスメント
では実際どんなハラスメントがあるのかを見ていきます。企業としてよく聞くのは「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」だと思います。
早速この3つのハラスメントから見ていきましょう。
①セクシャルハラスメント(セクハラ)
セクハラは性的嫌がらせを指します。大きくは2種類のタイプがあります。
◆対価型セクハラ
職場の立場や上下関係を利用し、下位の者へ対価を要求・押し付けること。
例)性的要求を迫られ、断ったら不利益な配置転換をした。…など
◆環境型セクハラ
性的な言動を繰り返すことで職場環境を悪化させること。
例)抱きつく。恋人や配偶者のことを尋ねる。など
上記の例は誰もが認識している内容であり、もちろん直接触れたり卑猥な言葉を発したりすることはセクハラにあたりますが、実はこんな言動もセクハラに…というものがありますので少し紹介します。
・肩に手を置く、頭をポンポンする。
(「お疲れ様」と言って頭をポンポンする)
・パソコンを覗き込みながら顔を近づける。
(「わかる?見せて」と言って覗き込む)
・カラオケでデュエットを強要する。
・女性にお酌を強要する。
・「ちゃん」付けで呼ぶ。
・ハンカチや着ている服をチェックする。
(「それこの間も着てたよね」などと言う)
・休暇の予定を聞く。
これも?!となるものがありますが、何気ない行動も相手が不快に思ったり羞恥心を与えてしまったりしてはセクハラにあたるのです。
相手のことを考えて関わる必要がありますね。
②パワーハラスメント(パワハラ)
パワハラは社会問題となっているため、次のような定義があります。
同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為(厚生労働省)
大きく6種類のタイプがあります。
◆身体的な攻撃
暴行・傷害
例)殴る、蹴る、物に当たるなど
◆精神的な攻撃
脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言
例)他の社員がいる前で罵倒、嘲笑う、皮肉を言うなど
◆人間関係からの切り離し
隔離・仲間外し・無視
例)会社の行事に呼ばない、明らかな無視など
◆過大な要求
業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害
例)就業時間内に誰がやっても終わらない業務を強いる、不必要に時間外労働させるなど
◆過小な要求
業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと
例)退職に追いやるため、正当な理由なしに別の仕事を与える、仕事を全くさせないなど
◆個の侵害
私的なことに過度に立ち入ること
例)携帯を勝手に見る、休日なのに不必要に連絡を取る、自由参加の親睦会に強制参加させるなど
他にもこんなものがパワハラにあたります。
・人によって態度を変える。
・有給休暇を取得させない。
・ミスの責任を負わせる。
(「これお前のせいだよ」「○○に言われたんで知りません」など)
・必要な知識を与えない。
(ミスを誘発し、ミスしたら「自分で確認しに来い」と言うなど)
③モラルハラスメント(モラハラ)
肉体的ではなく、言葉や態度等によって精神的に苦痛を与えるための嫌がらせを行うことです。
パワハラと似ている部分もありますが、身体的な苦痛を与えたり立場を利用して嫌がらせを行ったりするパワハラとは異なり、力関係に関わらず同僚や家庭においても起こり得るハラスメントです。
嫌がらせが行われていても外部からは見えないことが多く、また「精神的暴力」「精神的虐待」とも呼ばれ、ひどい時には被害者が自ら命を絶つほどに追い込まれる場合もあります。
例)
・バカやハゲなどの暴言
・悪いうわさを流すなどの侮辱
・挨拶などが日常的に無視され続ける
・終業時間ギリギリで「明日までにやっておいて」と仕事を押し付ける
・正当性のある意見や提案を否定する
・常に怒られるというプレッシャーをかけ続けられる
・プライベートを把握しようとする
その他のハラスメント
職場で起こり得るハラスメントを一挙にご紹介します。
◆アルコールハラスメント(アルハラ)
飲酒を強要する嫌がらせ。
例)「俺の酒が飲めないのか」、一気飲みさせる、ソフトドリンクを飲ませないなど
◆ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)
男らしさ、女らしさを強要すること。
例)「男のくせに泣くな」「女なのに字が汚い」、体力仕事は男性にさせる、お茶汲みを女性にさせるなど
◆カラオケハラスメント(カラハラ)
立場を利用して、カラオケで歌いたくない人に無理やり歌わせること。
例)「お前もなんか歌えよ」など
◆スモークハラスメント(スモハラ)
非喫煙者に受動喫煙をさせる、喫煙を強要すること。
◆テクノロジーハラスメント(テクハラ)
パソコンなどの扱いに慣れていない人に対して嫌がらせをおこなうこと。
例)「こんな簡単なこともできないの?」、あえて説明で専門用語を使うなど
◆エイジハラスメント(エイハラ)
社員の年齢を理由にして嫌がらせをおこなうこと。
例)「いい歳なのに平社員のままだ」「君はまだ若いからわからない」など
◆スメルハラスメント(スメハラ)
匂いによって他人を不快な気持ちにさせること。
例)口臭、体臭、強すぎる香水・柔軟剤など
◆エアーハラスメント(エアハラ)
空調に関する嫌がらせ。
例)節電を理由に猛暑日のエアコンの使用を禁止する、風を一点に集中して当てるなど
◆ソーシャルハラスメント(ソーハラ)
SNSに職場の上下関係を持ち込んで嫌がらせすること
例)部下に友達申請をせまる、投稿をチェックし執拗に「いいね!」を押して監視するなど
◆マタニティハラスメント(マタハラ)
職場において妊娠・出産・育児をした女性に対して行う嫌がらせ。
例)「忙しいのに子供つくってうらやましい」、産休・育休の復帰時に不当な配置転換や降格処分をするなど
◆セカンドハラスメント(セカハラ)
職場でハラスメントを受けたことを他者に相談したために二次的被害を受けること。
◆マリッジハラスメント(マリハラ)
独身の社員に対して結婚に関する余計な干渉をすること。
例)「まだ結婚しないの?」など
◆ラブハラスメント(ラブハラ)
恋愛に関する話題を執拗に振って不快にさせること。
例)「彼氏いるの?」「今度の有給は彼氏と出かけるの?」など
◆リストラハラスメント(リスハラ)
リストラ対象者に対する嫌がらせ。
例)「だからリストラの対象になるんだよ」、自主退職させるために突然配置転換するなど
◆ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)
血液型によって個人の性格などを決めつけて差別すること。
例)「君は○型だから仕事が雑だ」など
まとめ
いかがでしたでしょうか。私はこんなにたくさんの種類のハラスメントがあることに正直驚きました。ですが、実際私の周りでもセクハラを受けて嫌な思いをし、何とか他の上司の理解を得て転職した友人がいるのも事実であり、誰にでも起こる問題です。今回はハラスメントの種類についてご紹介しましたが、実際ハラスメントを受けた時にどう解決していくか、こちらも事前に色々なサイト見ておくと良いと思います。
相手がどう感じるかによって様々な行動がハラスメントになり得ますので、一度社内の様子や個々の言動を見直してみてはどうですか?