こんにちは、エクシールの鷲見です!
今回は、工場の周辺の衛生保持のポイントについてお話をしたいと思います。
工場の周辺の環境整備はできていますか?
工場内を清潔な状態に保持していても、工場の周辺が汚染されているとペストによる被害を受ける可能性があります。
ここでのペストとは、ネズミやゴキブリといった有害生物のことを指します。
どのような場所がペストの発生源となるのでしょうか。
気を付けるべきポイント
工場周辺を整備するにあたって気を付けるべきポイントとその箇所に対する対策をご紹介していきます。
工場周辺に生えている樹木や雑草
雑草や樹木が放置されたままになっていると虫だけでなく、鳥の発生の原因になります。
鳥が木に巣を作ると騒音被害や糞被害に繋がります。特に、鳥の糞には食虫毒の原因となる細菌やウイルスなどが付着しているため、万が一工場内に持ち込まれた場合大変危険です。
→こまめに剪定、草抜きをし、鳥や虫が棲みついていないか確認をしましょう。
また、工場から50㎝以内に雑草が生えていると虫の侵入の可能性が高まるため、コンクリートで埋め立てるなどして工夫をします。コンクリートの他にも15㎝以上の厚さで小石を敷き詰めることで雑草の繁殖を防ぐことが可能です。
樹木については、クスノキやヒバなど虫の嫌う種類のものを選ぶと防虫に効果的です。
駐車場などにある水たまりや建物の雨樋
駐車場の水たまりは放置されていませんか?雨樋は砂や落ち葉が詰まって水はけが悪くなっていませんか?ハエや蚊は水のあるところに卵を産むため、発生源となりやすいです。
他にも、雨樋は水が流れないままにしていると、建物の外壁の劣化や雨漏りに繋がることもあります。
→駐車場などにある水たまりは補修をして水はけをよくします。
雨樋は半年に一度清掃を行うのが理想です。雨樋の清掃は高所での作業になるため、十分に安全を確保したうえ二人以上で行うか、業者へ依頼をしましょう。
ゴミ庫
ゴミ庫も水が溜まりやすく、悪臭発生の原因となります。また、食品残渣が保管されているため、餌を求めたゴキブリやネズミがやってきます。
→庫内を毎日洗浄し、汚れた水を洗い流します。保管に使用しているゴミ箱も、回収のタイミングで定期的に洗浄、乾燥をさせます。
また、ゴミの種類によって保管方法を分けることで臭いの発生を最小限にすることが出来ます。
ゴミ庫の管理についての記事はこちら
https://www.urethanegel.jp/blog/eiseikanri/4193
こまめな清掃、定期的な点検が大切
工場周辺も工場内と同様に、毎日清掃を行いましょう。
その際ゴミや落ち葉などを拾うだけでなく、点検も同時に行っていきます。
天候や生き物による影響で工場周辺というのはどうしても環境が変化しやすいです。
巣の発見や水の流れが悪くなったなど、少しでも異変に気づいたら共有し対策を行うようにしましょう。
まとめ
どれだけ工場内を衛生的に保っていても、工場周辺でペストが発生すると物や人を介して建物内に侵入する可能性があります。
ペスト発生の危険がある場所を予測し、それを未然に防ぐために清掃、点検を怠らないことが大切です。
野外だからこそ、より注意深く環境整備を行うよう心がけましょう。