こんにちは!エクシールの今井です。
本日は、食品産業で行われているSDGsの取組の中でも「すべての人に健康と福祉を」への取組についてお話していきます。
SDGsについてはこちらをチェック
自社でもできそうなことがあればぜひ取り入れてみてくださいね。
SDGs「③すべての人に健康と福祉を」の食品産業視点から見た目標
「すべての人に健康と福祉を」の全体での目標は、母子保健を増進し、主要な感染症の流行に終止符を打ち、非感染性疾患と環境要因による疾患を減らすことを含めて、あらゆる年齢のすべての人々の健康と福祉を確保することを目指しています。
この目標を食品産業の視点から見ると…
- アレルギーがある方もない方も安心して食べられる食品の製造
- 健康に良い食品の開発や製造
- 栄養バランスや調理等の食育活動を行う
- 従業員の健康を維持し、安定した企業活動を行う
などといった課題を解決しなければなりません。
食品産業の取組例
① アレルギー対応スイーツの研究・開発|あさひ製菓株式会社( https://www.kasinoki.co.jp/index.htm )
あさひ製菓株式会社は、一般的なスイーツによく使用される「卵」や「牛乳」などのアレルゲンを含まないスイーツの研究開発を行っています。
アレルギー対応スイーツ専門店(non)[ノン]というブランドを立ち上げ、実店舗を持たずに、スイーツの通信販売を行っています。また、卵不使用のスポンジケーキのBtoB取引をすることで、全国の洋菓子店でのアレルギー対応のハードルを低くしています。
② 商品・サービスを通した優しさを提供|株式会社ローソン( https://www.lawson.co.jp/company/activity/ )
株式会社ローソンは、健康のために「塩分コントロール」「糖質コントロール」「添加物削減」の3つのキーワードに取り組んでいます。
低糖質のパン「ブランパンシリーズ」も8度のリニューアルを重ね、よりふっくらとした食感を実現しています。
ローソンのおすすめ商品には栄養成分表示に糖質量を記載するなど、お客さんが健康を意識しやすいよう配慮されています。
③ ミールソリューションとしての食育活動|株式会社マルイ( https://www.maruilife.co.jp/shokuiku/ )
毎月19日をマルイ食育の日として、旬の食材を活用した料理の提案や、栄養バランスに関する情報など、食に関する様々な情報発信を行っています。
料理教室を他社と共同で開催するなど、実践的に食や料理について学べるような取り組みも行っています。
まとめ
いかがでしたか?
今回はSDGsの中でも「すべての人に健康と福祉を」についてお話ししました。
近年健康志向の食品はとても注目されています。
健康に良い食品を製造することはSDGsの活動にもつながりますが、添加物や油が多い既製品の食品と比べて、大きな強みになると思います。
献立の提案も比較的始めやすい活動かと思いますので、ぜひ活動を検討してみてくださいね。