こんにちは!エクシールの今井です。
本日は、食品産業で行われているSDGsの取組の中でも「質の高い教育をみんなに」への取組についてお話していきます。
SDGsについてはこちらをチェック
自社でもできそうなことがあればぜひ取り入れてみてくださいね。
SDGs「④質の高い教育をみんなに」の食品産業視点から見た目標
「質の高い教育をみんなに」の全体での目標は、2030年と、その先の世界を担う子供たちが、持続可能な世界を創るために必要な資質や能力が育成されることです。
このためにはESD(持続可能な開発のための教育)を更にまい進し、学校教育や家庭、職場などでもあらゆるSDGsに関する学習を進めていくことが必要です。
この目標を食品産業の視点から見ると…
- 食生活の乱れや、栄養素に関する知識不足を解決する
- 3R(リデュース、リユース、リサイクル)に関する教育を従業員等の関係者や、
未来を担う子供たちへ行う
(食品ロスや、パッケージの簡易化等の知識も3Rの教育と深く関わりがあります。)
などといった課題を解決しなければなりません。
食品産業の取組例
① 「SkechCook(スケッチクック)」による栄養教育|大塚ホールディングス株式会社
https://sketchcook.jp/balance/index.html
大塚ホールディングス株式会社では、栄養の大切さを伝える活動として、「SkechCook」という食育アプリを提供しています。
子どもが描いた食べ物の絵をアプリで取りこむと、AIがその食べ物のレシピを伝えてくれ、親子で調理をすることができます。
また、その食べ物と組み合わせることでバランスが良くなるメニューも教えてくれるので、親子で栄養についての知識を付けることができます。
② こどもSDGsスクールの開催|アサヒグループホールディングス株式会社
https://www.asahiinryo.co.jp/environment/study/index.html
アサヒグループホールディングス株式会社では、各地の小学校で三ツ矢サイダーを通じてSDGsを知る授業を行っています。
軟水と硬水の違いや、ろ過の仕組み、日本や各国の「水」に対する思いの違いや共通点などを学ぶとともに、SDGsについても学習し、自分たちにはどのようなことができるかを考え、環境問題への関心等を高めます。
SDGsの学習も、身近な製品を通すことで親しみが生まれ、子供たちも理解しやすくなるのではないかと思います。食品産業だからできることですね。
③ 「コーヒーから考えるSDGs」オンラインセミナーの実施|UCCホールディングス株式会社 https://www.ucc.co.jp/company/csr/communication/sdgs_education.html
UCCホールディングス株式会社では、中高大生に向けたオンラインセミナーを開催しています。
コーヒー豆は農作物であり、気候変動の影響を受けやすいことを踏まえ、生産国での取り組みや、日本での取り組みを紹介し、コーヒーを通じてSDGsを考えます。
オンラインセミナーであれば、コロナ禍でも開催しやすく、全国から学生さんを集めることができ、平等に学ぶ機会を用意できるのは良いことですよね。
まとめ
いかがでしたか。
SDGsの中でも「質の高い教育をみんなに」についてご紹介しました。
普段から親しみのある製品をもとにSDGsを考えるという教育は、子供たちにとって興味が湧きやすく、食品産業ならではのできることですね。
3Rの問題は食品産業とかかわりが深く、最近では「食品ロス」や「過剰包装」が問題視されていますね。こどもたちへの教育も大切ですが、従業員や、社会人の方にも正しい知識を持ってもらうような取組も「質の高い教育をみんなに」への取組に当てはまるのではないでしょうか。
他にも社会人向けのセミナーを行っている企業や、従業員の教育に力を入れている企業もあります。
ぜひ、一度自社でできるSDGsがないか検討してみてください。
<参考>
17の目標と食品産業とのつながり:目標4に対する取組:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/goal_04.html