こんにちは!エクシールの今井です(^^)/
本日はSDGsの取組の中でも「産業と技術革新の基盤をつくろう」についてお話していきます!
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SDGs「⑨産業と技術革新の基盤をつくろう」の食品産業視点から見た目標
この目標では、国際的、国内的な金融、技術支援、研究とイノベーション、情報通信技術へのアクセス拡大を通じて安定した産業化を図ることを目指しています。
災害に強いインフラを整えたり、新たな技術を開発することで、人々にとって役立つ安定した産業化を進めていくことが必要とされています。
この目標を食品産業の視点から見ると…
- 機械化やIoTを活用し、効率化・省人化に取り組む
- 超高齢化社会に適応した機能性食品、健康食品の製品作り・研究に取り組む
などといった課題を解決しなければなりません。
人材確保が困難になる中で、機械化を進めていき、人が少なくても産業が滞らない仕組みを作っていくことや、災害時にも安定して生産や配達ができるような仕組みを構築していく必要があります。
また、技術開発により、多くの新商品を開発してきたことは日本産業の強みの一つです。
超高齢化社会の到来によって、機能性、健康、介護などに配慮した製品が求められている今、それらの製品の開発や研究を行うことも重要視されています。
食品産業の取り組み例
① 災害対応自動販売機の設置|株式会社伊藤園( https://www.itoen.co.jp/csr/csrpolicy/ )
全国に自動販売機を設置している株式会社伊藤園は、災害時に飲み物の確保ができるよう、災害対応の自動販売機を積極的に設置しています。
災害発生時、停電が起こった際に手回しで発電ができ、商品を無料で取り出せるといった機能が付いています。
また、自動販売機だけでなく、大規模災害時に支援物資として優先的に飲料を提供するという協定を、多くの自治体などと結んでいます。
② トランス脂肪酸の低減|山崎製パン株式会社( https://www.yamazakipan.co.jp/shakai/kankyou/pdf/2020/kankyou2020.pdf )
山崎製パン株式会社では、主要な製品について、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸およびコレステロールに関する情報をホームページに掲載しています。
2005年からはトランス脂肪酸の低減化に向け検討を行っており、現在ではパン類の原料油脂中のトランス脂肪酸は1/5から1/20まで低減化が図られています。
③ 噛むことに関する研究|株式会社ロッテ( https://www.lotte.co.jp/corporate/sustainability/wellness.html )
株式会社ロッテでは、長年「噛むこと」について研究を重ねており、「噛むこと」は食をつかさどる基本的な身体機能であると同時に、脳や心、身体にまで多大な影響を及ぼしていることが明らかになっています。
歯学だけでなく、医学や栄養学、スポーツ学など異分野の研究者が協力して噛むことについて研究する「噛むこと健康研究会」を発足するなど、噛むことの重要性を発信することで、噛むことの大切さを普及させ、人々の豊かな生活に貢献できるよう取り組んでいます。
まとめ
いかがでしたか。
これから人材確保が困難になる中で、機械化を進めて、人が少なくても産業が滞らない仕組みを作っていくこと、災害時などにも安定して生産や配達ができるような仕組みを構築する必要があります。
健康食品や機能性食品は、超高齢化社会が到来したことで今後ますます需要が増えていきます。
食品産業の中では、特に機械化と新たな食品の研究・開発が期待されています。
ぜひできることから始めてみてくださいね。
<参考>
17の目標と食品産業とのつながり:目標9に対する取組:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/goal_09.html#goal_top