こんにちは、エクシールの藤吉です。
近年からコンビニや店舗で、プラスチック製ストローから紙ストローへ移行しているのを多く見るようになりました。
今回は、紙ストローについてお話ししていきたいと思います。
紙ストロー導入の理由とは?
紙ストローの導入が進められている理由は、環境問題が関係しています。
プラスチックは耐久性が高く、腐敗しません。そのため、例え時間が経過して粉々になったとしても「プラスチックごみ」として残ってしまい、自然環境を汚染してしまう原因になっているのです。
海洋生物への悪影響
SDGsの中に「海の豊かさを守ろう」という取り組みがあります。
SDGsについての記事はこちらをチェック↓
海洋汚染を引き起こさないためには、脱プラスチックは重要な取り組みです。
その対策となっているのが、プラスチック製ストローから紙ストローへ移行することが世界中で進められています。
海に漂うプラスチックごみは、海洋生物の命を奪ってしまうものです。
海洋生物の中には、ごみとエサの判断ができず誤飲・誤食してしまう生き物がいます。
誤飲・誤食を繰り返すことで、胃などにごみが溜まってしまい、次第にエサが食べられなくなって死亡してしまいます。
ストローやポリ袋を飲み込めるような大きな海洋生物だけではなく、小さな魚からもプラスチックごみが検出されています。また、それを食べる人間の体にも影響を及ぼす可能性があります。
紙ストローによるメリット・デメリット
紙ストローのメリット
・地球環境にやさしい
・燃えるごみとして処分ができるのでプラスチック製よりも処分がしやすい
紙ストローはプラスチックストローとは異なり分解も早く、リサイクルされたり焼却処分できるので環境にやさしいアイテムです。
紙ストローのデメリット
・単価が上がるのでコストが高い
・時間が経つとふやける
・耐久時間
プラスチック製と比べると5~10倍コストがかかることになるため、紙ストローをすぐに導入する企業はまだまだ少ないようです。
このプラスチックごみの問題を放棄すると、2050年にはプラスチックごみは魚の量を超えるという予想があります。そして現在、世界中の海へ流れるごみの量は年間800万トンと推定されています。
食べられる容器でごみの削減!
紙ストローもエコの一つですが、他にもエコ容器が増えています。
注目となっているのが食べられる容器です。小麦粉や米粉、野菜などの食べ物が原料として使用され、じゃがいもやでんぷんなどを加えて耐久性をアップしています。
ソフトクリームのコーンは食べられる容器の一例です。容器だけではなく、食べられるスプーンや箸があります。
こうしたものを活用していくと、最後まで美味しく食べることができ、外出している際には持ち帰るごみが減るのでコスト削減になりそうですね。
私たちが日常生活から始められること
完全な脱プラスチックは難しいですが、リデュース・リユース・リサイクルを意識した生活を送れると良いと思います。
使い捨てプラスチックの使用頻度を減らしたり、買い物の際はマイバッグを持参するなど日常生活の中のちょっとした行動が今後の海洋汚染の解決に繋がります。
まとめ
いかがでしたか。今回は紙ストローについてご紹介しました。
紙ストローに移行しても、私たち消費者はその効果を実感することは難しいと思いますが、一人ひとりの行動が今後の環境問題の解決に繋がります。
この機会に、日常生活で実践できる取り組みから始めていきましょう。
参考:
紙ストローにメリットはある?私たちにできること
https://mirasus.jp/sdgs/consumption-production/2994
最近注目されている紙ストロー。メリットとデメリットとは?
https://katuonofurikake.hatenablog.com/entry/2018/11/01/010220
脱炭素を面白く Energy Shift 深刻さが増す、海洋プラスチックごみ問題
https://energy-shift.com/navi/a7664c05-5991-416b-925c-cda129ad6645