こんにちは、エクシールの鷲見です。
皆さんは、世界一丸となって食料問題と向き合う「世界食料デー」という日があることをご存じですか?
今回は、この「世界食料デー」についてできるだけ分かりやすく簡単にご紹介してまいります。
世界食料デーとは
世界食料デーとは、栄養不足や飢餓、貧困などの様々な食料問題の解決を目的として、一人ひとりが問題と向き合い考えるための日です。1981年に国連により定められました。
■世界食料デー:10月16日
日本では、世界食料デーのある10月を「世界食料デー」月間として、様々な取り組みを行っています。
世界では、全ての人たちが平等に食べられる量の食料が生産されていると言われています。にもかかわらず、現状は一部の地域ではフードロスを出し続け、また一部の地域では十分な食料が得られないことにより飢餓や栄養不足などにより苦しんでいます。
全ての人が必要な量と質の食料を得られる未来を目指すために、このような問題に向き合うためのイベントの開催や寄付活動などを行います。
具体的な取り組み例
世界食料デーまたは、世界食料デー月間に行った取り組み事例をご紹介します。
国連WFP協会
国連WFPとは、国連の食料支援機関のことです。
国連WFPは、ゼロハンガーチャレンジを行いました。
私たちと発展途上国の子どもたちとの間で食料を繋ぐ取り組みがゼロハンガーチャレンジです。
「見切り品の購入や残り物のアレンジ調理などの食品ロス削減につながる行動をし、その内容をSNSに投稿しよう」という活動です。1つの投稿が120円の寄付となり、学校給食として発展途上国の子どもたちへ送られました。
<特設サイト>
https://www.jawfp.org/worldfoodday2021/index.php
日清オイリオグループ株式会社
日清オイリオグループでは、チャリティランチの提供や募金活動を行い、そこで集まった募金を国連WFPへ寄付しています。また、社内での関心を促すために食料問題に関するパネルを展示しています。
<公式サイト>
https://www.nisshin-oillio.com/
大丸松坂屋百貨店
2021年に、大丸・松坂屋に入っているレストランの各店舗でチャリティーヘルシーメニューを販売しました。
この期間に行った対象メニューの売上の一部や募金は、発展途上国の子どもたちに給食を届けるために使われました。またこの取り組みは、今月5月11日(水)~6月21(火)も行われています。
<特設サイト>
https://dmdepart.jp/table_for_two/
株式会社クラダシ
株式会社クラダシは、規格外や賞味期限間近等の理由により正規で販売できなかった商品の廃棄を防ぐために割引価格で購入できる通販サイト「KURADASHI」を運営しています。「KURADASHI」での購入金額の一部は、社会貢献団体に寄付することができます。
KURADASHIは、世界食料デーを応援して2021年に対象商品の送料無料キャンペーンを開催しました。
<公式サイト>
https://kuradashi.jp/
まとめ
今回は、世界食料デーについてご説明しました。
私たちの生活は比較的豊かで、慢性的な飢餓や栄養不足等の食料問題はどこか遠いものに感じられるかもしれません。しかし、日々発生している食品ロスも食品問題のひとつで決して他人事ではありません。
無駄な在庫を生産しない、調理の工夫で食品の廃棄部分を減らす、企業でキャンペーンを行い問題を周知する、またその取り組みに参加する等々…企業でも家庭でもできることはたくさんあります。
関心を持ち、一人ひとりが行動する積み重ねが大切ですね。