こんにちは!エクシールの清水です。
GWも明け、ついに令和となりましたね!個人的に令和のアクセントが未だにわかっていませんが(笑)なんだかこういう節目のようなときは気を引き締めなきゃという気持ちになりますので、改めて1日1日精進していきたいと思います!
さて今回のテーマは【ロックアウト/タグアウト】についてです。
複数人で作業をする場所では、機械・装置の修理やメンテナンス中に起動スイッチが入ってしまい、作業者がケガをするといった危険があります。このような危険を防ぐ「ロックアウト・タグアウト」について本記事で見ていきましょう。
危険予知トレーニングとは
危険(K)予知(Y)トレーニング(T)の頭文字を取って「KYT」とも呼ばれます。もともとは住友金属工業で開発されたもので、職場や作業現場に潜む災害を未然に予測し、予防することを目的としたトレーニングになります。
具体的には、イラストで示されたとある作業シーンにおいて、どんな危険が潜んでいるか、どんな事故が起こり得るかを、各々の従業員に考え想像させます。
個人の危険に対する感受性を磨くとともに、特に気をつけなければならない項目、確認を怠ってはいけない項目を把握し、現場全体で常に緊張感を持って作業することが出来るようになるためのトレーニングです。
★危険予知トレーニングに関する詳細記事は次をチェックしてみてください!
労働災害の統計をチェック!
厚生労働省の労働災害の統計(2017年)によると、挟まれ・巻き込まれ事故は、死傷災害の発生件数で第4位(14,529人が死傷)でした。挟まれ・巻き込まれ事故は、労働災害の死傷事故の中でも、発生件数が多い事故です。

ではこのような事故を無くすためにはどうしていけばよいか考えてみましょう。
挟まれ・巻き込まれには「ロックアウト」と「タグアウト」
ロックアウト・タグアウトとは、作業中であることを知らない人が勝手に電源を入れてしまわないように、電源が遮断された状態を確実に維持できる手法です。
こうすることで作業中に第三者が死角に入り、挟まれたり巻き込まれたりする事故を防ぐことにつながります。
◆ロックアウト
第三者が主電源を勝手にオンにできないよう物理的に鍵をかけること。
◆タグアウト
ロックアウトを行うと同時に作業中であるという情報を視覚的に知らせること。
電源に南京錠などで鍵を掛け、タグ(荷札のような紙片)に自分の名前、作業内容、予想作業時間などを記入し、南京錠などにつるしておきます。タグは次のようなものを使用すると良いです。

ロックアウトの際、南京錠の鍵は作業者自身が保管します。こうしておけば、作業中は誰も電源を入れることができません。また、タグを見れば誰が鍵を掛けたのか分かるので、電源を入れる必要がある場合には、その作業者に直接連絡を取ることが可能となり、スケジュールを確認することもできます。
危険予知トレーニングをやってみよう
では厚生労働省のヒヤリハット事例を参考に、実際の危険予知トレーニングをやってみましょう。

これはサスペンションを挙げた状態のトラックの下で作業中、別の作業者が車両の電源を入れたためサスペンションと床面に挟まれかけたイラストです。
◆原因
・ジャッキアップをせずに車両後部のサスペンションを手動で拡張し、車両の下でグリスアップ作業していたこと。
・別の作業者がもう一人の作業者に気づかず、車両の電源を入れたこと。
ではどんな対策ができるでしょうか?
◆対策
まず、車体の下で作業をするときは空荷でジャッキアップをして十分な作業空間を確保することができます。
また今回のように複数で作業する場合は、確認の合図を出し合うことが重要です。さらに前項で挙げたロックアウト・タグアウトを電源部分に行うことで確実に車両の発進を防ぐことができます。
【食品工場での例】
電源コードを抜かずに機械の洗浄作業をしているときに、別の作業者が来て起動スイッチを押したため洗浄作業者が機械に巻き込まれてしまった。
→コンセントや主電源にロックアウト・タグアウトを行う。
★ヒヤリハットに関する詳しい記事は次をご確認ください。
まとめ
危険を察知する力を養うために危険予知トレーニングを行い、その事故の中でも挟まれ・巻き込まれに対してはロックアウト・タグアウトで予防していくと効果的です。事故が起きてからでは遅いので、今対策できていない工場は早速取り組んでみてはいかがですか。


