こんにちは、エクシールの鷲見です。
今回は、身の回りでも活用されており、安全を確保するためのインターロックをご紹介いたします。
インターロックとは?
インターロックとは、ある条件がそろわないと機器を稼働できず同時に2つの動作をさせない仕組みの安全装置・安全機構です。
このインターロックは、身の回りではもちろん製造現場でも活用されています。
工場で使用する装置には、正しく使用しなければ危険を伴うものもあります。装置への挟まれや潰され等、不注意・誤作動による事故を未然に防ぎ、作業者の安全を確保した上で効率よく装置を稼働させるために必要なのがインターロック構造です。
身の回りでのインターロック
■洗濯機
巻き込まれを防ぐため、運転中や運転終了後に洗濯槽が完全に停止していなければ蓋が開けられない
■電子レンジ
マイクロ波が漏れないようにするため、ドアが閉まっていなければ作動しない
■エレベーター
落下や挟まれを防ぐため、ドアの開扉中はボタンを押しても上昇・下降しない
製造業でのインターロック
■撹拌機
挟まれを防ぐため、刃の回転部分についている安全策を外した・外れた時は非常停止する
■クリーンルーム、エアシャワー
汚染した空気の侵入を防ぐため、左右どちらかの扉が閉じていなければ反対側の扉が開かない
■ボイラー
過熱や配管の腐食、穴あきを防ぐため、水位が一定よりも低くなると給水を開始、高くなると給水を停止させて水位を保つ
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まとめ
2つの動作が同時に行われない、条件が満たされなければ動作が開始できないようにする安全装置の仕組みのことをインターロックといいます。
機械の作動には、ヒューマンエラーの危険がつきものです。そのリスクを回避するために設備自体に安全装置・安全機構は欠かせません。